2022年12月5日月曜日

中国への考え

 最近になって少しずつ会食の機会が訪れています。1年前の今頃とは随分コロナ禍に対する姿勢が変わってきました。海外の動きが自由に報道されて国民の意識も変化してきたのでしょう。しかし中国は厳格なゼロコロナ政策を取り続けてきたため、SNSで若者が自国の政策に偏見を抱き始めたのでしょう。若者の無言の反対もあり、漸く中国政府がゼロコロナ政策の緩和に動き出しました。

日本は民主主義国家で報道の自由も保障されているために海外の情報が頻繫に入ってきます。ロシアも情報が統制されているため西側の情報は制限されています。10年ほど前に中国へ出張した時もテレビでは日本のNHK放送が普通に放送されて驚きました。現在も変わらないと思いますが、中国の人たちが日本の報道に触れる機会があることは両国にとっても望ましいことだと考えます。

江沢民元国家主席がまだ健在の頃、重慶は反日運動で訪問も危険ではと考えていましたが、中国の一般の人たちは日本人が考えているほど一般日本人に対して強い反感を持ち合わせていないと感じました。一部の政治家が権力維持のために批判を外に向けて一部の国民を操っているのが現実だと考えます。江沢民元国家主席時代は反日感情が極端で隣国でありながら日中関係がぎくしゃくしたのです。

日本人は韓国へは良く出かけるようですが、中国へ行った話は最近あまり聞きません。私自身は日本と同じ民主国家である韓国には行ったことはありませんが、中国は何度か訪問しています。さしたる理由はありませんが、70年代に中国が米国や日本と付き合い始めてから急激な経済成長を遂げましたので、国土が広く様々な文化が根付く中国をじっくり観察することは今後の参考になると思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿