2019年6月25日火曜日

組織

日本の高度成長を牽引してきた日本型経営組織がグローバルな時代の趨勢に取り残されてきています。行け行けドンドンの高度成長期は右へ倣え方式で産業界もピラミッド組織が有効に働いていました。しかし、現在のような変化の激しい時代には従来のピラミッド組織では変化のスピードに付いていけないと思われます。ベトナム戦争で米国が北ベトナムに敗れたのもベトコンのゲリラ戦法が有効に機能したからです。同様にビジネスの世界でも、小さなチームが右往左往にアンテナを張り巡らせて、臨機応変にお客さまの要望に的中した提案が出来る企業が勝利を収めると思われます。年功序列の人事制度も、時代に相応しい制度設計をしなければ優秀な社員の定着は望めないどころか優秀な人材も入社してきません。最近急に初任給を上げる企業が増えてきましたが、新規採用が難しくなってきたのと若者の離職率が増加してきたことによる企業の防衛手段だと考えます。IT企業も積極的に人材に投資して社員のスキルアップを図り、同業他社より付加価値のあるビジネス領域を伸ばすしかありません。企業が変わるためにもWinWinの関係で切磋琢磨して時代を変革しようとするビジネスパートナーの存在も欠かせないと考えています。2020年以降、時代はドンドン変わっていきます。ビジネスチャンスの前髪を是非とも掴みたいものです。

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