2018年12月17日月曜日

問題の根拠

企業も社会も何か大きな問題が起きないと現状は変わらない、という世間の空気を今年は多くの方が一番味わった年ではなかったでしょうか。所謂、対処療法的な処置でもありますが、現状を打破するにはそれでも止むを得ません。できれば問題の発生を事前に予見して対策を講じていれば、問題が起きてから後に尾を引きずらなくて済むのですが、国民性なのか中々そのような事前の行動は難しいようです。何を言わんとしているのか読者の方はお分かりでしょうが、目の前の問題処理ばかりに追われていると精神的にも肉体的にも人間は疲れますし、対応に掛かるコストも莫大です。「火のないところに煙は立たない」と言いますが、問題の根幹において、多少でも根拠となる事実が無ければ噂が立つはずはないというのと同様です。噂だけで終われば問題はないのですが、知らぬ存ぜぬで無責任体制が何年も続いて、もし事件や事故に発展すると、それまで重ねてきた信用が台無しになり、企業の存続にも影響します。企業にとっても地域社会においても、悪い噂が立つことはきわめて恐ろしいことです。明日はわが身で、気をつけなければならないと思います。

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