2018年12月13日木曜日

指導力

今、学校でも企業でも指導力の問題が問われているように思われます。古い企業はコーポレート・ガバナンスが次第に欠けてくるので、企業の不正を見てみぬ不利をすることになります。社外取締役や外部の人材を企業が抱えるのも、旧態依然とした風土を変える、つまり「しがらみを絶つ」指導力が組織に発揮されるためです。私自身も経営において人材の選定ミスでこれまで失敗を重ねてきましたが、外から見た人材の印象と実際に採用してから働きぶりの印象とはかなり異なります。特に大手から人材を招聘した経営者から同じような失敗の経験を幾度となく聞きます。何故、上手くいかないかと申しますと、入社しての第一印象が社員から観て上から目線の人が大半だからです。残念ながら、下から目線でなければ経営者は良しとしても社員が受け入れないことをわかっていない人が多いのです。大企業であれば人材は豊富なので、人事異動で人を替えることは容易ですが、中小企業は数年は我慢して使わざるを得ません。ですから中小企業においての外部からの人材の選定は最重要です。創業のオーナー経営者であれば中小企業の人事権は自由に発揮できますが、大企業では創業経営者は少ないので、あのような不祥事が度々起きるのでしょう。何はともあれ、指導力つまりコーポレート・ガバナンスは重要視すべきだということです。

0 件のコメント:

コメントを投稿