2020年8月20日木曜日

ローマは一日にして成らず

 私はこの言葉が大好きです。というより自分の人生を振り返るとそんな気がするからです。30年くらい前のバブル崩壊は、今では考えられない状況でしたから爪痕の影響は大でした。

深い傷を修復するには何年かかるかわかりませんでしたが、初心に帰って諦めずに前進したことが結果的に運を引き寄せた気がいたします。

当時は藁をもすがる思いで経営していましたが、見えない日々の積み重ねで30年経た今でも、ちゃんと船長も元気で海に浮かんで進んでいるわけです。

私の経験ですが、10年に一度は社会的な何かが原因で必ず嵐に遭遇して危機意識に目覚めるのです。何度も嵐を経験していると怪我の功名で用心する勘が次第に働いてきます。

今年2月に40周年を迎えて船体も安定してきましたが、日本の経済規模はあまり変わっていません。残念ながら経済成長の推進力にIT業界としてあまり寄与してこなかったと思われます。

言わずもがなですが、国家的な成長戦略上の絵が日本には存在しなかったからだと考えます。企業も国も長期的な成長戦略が歴史をつくるのだと思います。


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