2020年3月13日金曜日

消費者余剰

政治、経済分野でデジタル化が叫ばれていますが、実際デジタル化によって直接のGDPは増えないが、デジタル化による消費者余剰のGDP潜在成長率を計算している専門家がいることを初めて知りました。事実、GDP520兆の成長率0.7%に対してデジタル化による潜在成長率は17%だったようです。GDPの数字が横ばいでも、目に見えないデジタル化による消費者余剰が潜在的成長に寄与しているのでしょう。単に経済規模を追うばかりでなく、消費者余剰を生むことで働き方改革が進んだり、生活の豊かさや便利さに繋がればデジタル化の意義が出てくるのではないでしょうか。今回のコロナ感染をいち早く発見し、予防線を張るにもデジタル技術が必要となります。台湾の感染予防対策が早かったのも、社会のデジタル化が日本より進んでいたからだと言われています。国のリーダーシップの違いであり、国土が大きい小さいの問題ではないと思います。

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