2024年1月18日木曜日

有難さを感じる

 最近、歳を取ったせいか朝が早いので先ず何をするかと言えば、玄関の新聞受けに朝刊が届いているかを確認します。毎朝5時前には朝刊が配達されていますが、時々若い頃に新聞配達をしていた頃の事を思い出します。若い頃は朝が極端に弱くて早朝に起床するのは辛くてたまりませんでした。この歳だと早起きは全く苦になりませんが、それなりに体力は衰えているので新聞配達など不可能です。しかし、今は購読する側となって考えると本当に有難いものです。

考えてみると20歳前後ですから、当時は体力も食欲もありました。時代が変わり、おそらく新聞配達しながらの勤労学生は少ないと思います。かつては地方から出てきて進学のために新聞配達や牛乳配達で住み込みながら働くのは、居酒屋やコンビニのバイトが無い時代なので珍しくなかったのです。1月なので思い出すのは、購読しているお客様からお正月にお年玉をもらったことです。約半世紀前の話ですが、当時千円のお年玉をもらったことの喜びは未だに覚えています。

人は思いがけない人の好意に感動します。特に年長の方から受けた好意は自分の人生に残ります。仕事には違いないのですが、被災者を使命感を持って救済する方々の姿には感動を覚えます。感動を覚えると気持ちとしてお礼をしたくなるのが人間です。つまり見返りをお互いに求めない気持ちが元々あるからです。我が家でも配達に来た人や工事を依頼した方にはお礼をするようにしています。当時、私が新聞配達をしていた頃の心境と同じなのかと考えます。


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