2017年12月26日火曜日

家族

世の中には幼少時にご両親の離婚により片親が引き取って育てるケースがあります。しかし、引き取った親が病気などで亡くなった場合、突如、子供もは生活の基盤を失ってしまいます。もし、身寄りがあれば問題ないですが、無い場合は幼少時に孤児院で義務教育期間は預けられることもありますが、中には自力でアルバイトをしながら兄弟で同居し、協力し合って生きていっている子供たちもいます。現在でも昼間は働いて夜は定時制高校に通って卒業する人もいます。大学も通信教育や夜間もありますが、最近は段々利用する人が減ってきているようにも感じられます。日本は先進国と言われながらも、現在、6人に1人の子供が貧困だといわれています。両親の離婚等により家族が崩壊し、母子家庭や父子家庭の生活を余儀なくされている子供もたちもいます。大事なことは、公的な支援が十分になされるとともに、周囲が温かい目で成長を見守ってあげることだと思います。新聞配達をしながら専門学校に通っている女子学生の光景をたまたまTVで見ましたので、私自身の新聞奨学生の頃(今はバイクですが、かつては自転車でした)をふと思い出してしまいました。何もできませんが、陰ながら応援したいと思います。家族における両親の責任は重大です。先ずは子供のことを最優先に考えて、親自身が自分達だけの勝手で離婚してはならないと思います。しかし、世の中はそれぞれ生きてきた環境の違いもあり、必ずしも私たちが思うようにはなりません。中には親がいなくても、誰かの手で育てられて、立派に成人して社会で活躍している人もたくさんいます。「生みの親よりも育ての親」と言いますが、まったく同感です。子供を生むだけでは親としての責任を果たしたことになりません。愛情や感謝が子供の心が芽生えないのです。育ててくれた人に子供の感謝の心も移ります。例え親が子供と別れても、大切なのは、子供を育てる環境を周囲の社会が協調して与えることです。

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