2017年12月22日金曜日

Me too

今年もまもなく終わりますが、社会問題として一番印象に残ったことは「隠蔽する」体質が社会のあちこちに見られたということです。カルテルも公取に事前通報した企業はお咎めなしとなりますが、隠し続けた企業は多額の罰金を貸されます。大相撲の暴力事件も同じです。企業内におけるデータの偽装や違法な行動は必ず内部通報の餌食となります。つまり、企業内には正義感を持った社員がどこにでも存在するということです。どこの企業の社員でも、同じ人間として社会を騙すことは許されないと思うからです。タイトルに示した「Me too」という言葉が今、世界を駆け抜けています。「セクハラはもう許されない」と世界中の女性が声を上げています。

日本国内でもまさかと思われるような立派な要職に付いている人が、世間に恥をさらす姿でセクハラ事件を認めているニュースが連日のように報道されています。遠く昔の時代に生きた化石のような人に周囲からは見られているのに、当のご本人はまったく気づいていないで行動しているのです。ダイバーシティと声高に多くの人が叫んでいても、時代錯誤の人は存在します。冷酷ではありますが、その場合は被害者はいち早く周囲に相談して、加害者を徹底的に訴えて公の場で罪状を認めさせるしかないと考えます。地位に座る人間的資格は無いからです。自らの誤った行動を隠蔽する時代は終わりにしましょう。

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