2024年11月8日金曜日

羊羹と柿

 皆さん、羊羹はお好きでしょうか?羊羹というと「とらや羊羹」が有名ですが、実は私の出身地に「天草南蛮羊羹」というイソップ製菓の商品があります。昨日、天草の物産店で余りにも懐かしいので天草南蛮羊羹を買ってきました。この羊羹は私が子どもの頃から存在する商品です。半世紀の時代を超え、今蘇る幻の逸品のようです。この羊羹はなぜ商品寿命が長いのか調べてみたくなります。同じく製造元のイソップ製菓も昔から存在しています。

この天草南蛮羊羹は、安土桃山時代に季節風に乗って漂着した南蛮船がキリスト教や珍しい果実を持ち込んだことにより、天草島の歴史とロマンに満ちた伝説を後世に伝える銘菓と言われています。不思議なのは商品の昔から変わらぬ外装と中身の羊羹の変わらぬ包装です。近年は原料に地元特産の「デコポン果樹」と白いんげん豆が使用され、復元された商品のようです。私はたまたま懐かしさの余り買ったのですが、復元されるにはそれなりの理由があったのです。

また天草の五和町に天寿柿という、糖度が60度を超える大きな柿で、とろけるジャムのような甘さと旨味が特徴の甘柿があります。柿はビタミンCやβカロチン、食物繊維、タンニンなどの栄養素が豊富に含まれています。甘柿はそのまま食べられますが、渋柿も「渋抜き」をすることで甘く食べることができます。また干し柿では天草の奇跡と言われる最高級干し柿、芹生柿(せりうかき)という商品が五和町にはあります。どうぞご試食ください。





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