2021年7月13日火曜日

故郷

私は現在、東京天草郷友会という110年近くの歴史がある郷土の会に所属しています。東京には全国各地の故郷(ふるさと)会や地方の高校出身者による会が存在しますが、それは、1960年代の高度成長時代から都会への進学や集団就職で地方から多くの若者が集まってきたことに依ります。こういう私も東京に憧れて高校卒業と同時に上京してきた一人でもあります。「上から石を投げると地方出身者に当たる」と冗談に言われるほど、経済成長していた1970年代には若者の人口の多くを占めていたのです。現在は2世や3世が都会で育って住んでいますので、都会そのものが自分の故郷となっています。過去には地方から若者は都会へ流出するばかりで、気が付いてみると地方は圧倒的に高齢者の多い地域と化したのです。何も手を打たなければ、いずれは人が住まない地域が全国的に拡大していくものと思われます。実は、今日この話をしたのも、先日「のさりの島」という故郷「天草」を舞台にした映画を観たからです。今日も皆さん、お疲れ様です。 


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