2023年9月25日月曜日

関取の思い出

 子どもの頃ほどの大相撲ファンではなくなりましたが、毎場所各関取の星取表には着目しています。昨日、千秋楽を終えた秋場所にも若い有望な力士の活躍が目立ち、これからの大相撲が楽しみです。私が生涯で一番大相撲に熱を上げていた頃は小中学時代でした。今では先輩方しかご存じではないと思いますが、大鵬、柏戸が全盛期の柏鵬時代です。特に当時は横綱大鵬の大ファンでしたが、大鵬が引退しても親方になった大鵬に対する思いは変わりませんでした。

成人してからの新婚旅行時には大鵬の出身地、北海道弟子屈の大鵬記念館も訪ねてお兄さんと記念撮影したこともあります。大鵬はロシア人の父親と日本人の母親の間に生まれ、苦難の幼少期を過ごした人です。大相撲の歴史に残る偉業を達成したばかりでなく、人間的にも大変尊敬できる大相撲会の第一人者であったと思われます。双葉山に並ぶ連勝記録がストップをかけたのは戸田という関取ですが、軍配の差し違えが後に判明したという事実がありました。

それ以来、微妙な勝敗の判定にビデオテープが採用されるようになったのです。後に大鵬関は「横綱である自分が微妙な負け方をしたのが悪い」と自らを反省したのです。当時の横綱は格下の相手と相撲を取る時には堂々と胸で相手の出足を受け止めていましたので、はたき込みという技は横綱にはあり得ませんでした。頭で相手はもろにぶつかってきますので、取組後いつも横綱の胸は赤くミミズ腫れのようになっていました。

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