2024年2月13日火曜日

上昇基調

 失われた30年で長く低迷していた日本株が、米国市場の活性化に牽引されながら漸く上昇基調の流れに変わってきたようです。日本市場が海外投資家から見ても魅力的な市場となってきたのかもしれません。日本政府も低金利時代が続く日本では、貯蓄より投資が国民の財産形成には望ましい形態として、リスクの極めて低いとされるNISAの拡大を積極的に推し進めています。

また諸外国に倣って政府も年金積立金を管理運用独立法人を通して資金運用を続けており、年々大幅な運用益を出しています。円安で年金の価値が目減りする中で低金利での資金運用によって国民の年金支給の財源を支えているのが現状です。日本人の金融資産は年々増えているので運用しない手はないという見解だろうと考えます。

当面は円安と低金利が大きく動くことはないので、将来的に日本の輸出をどのようにして伸ばし、貿易収支を安定的に黒字化させるかが当面の課題ではないでしょうか。私たちは高度経済成長時代からバブル崩壊、そして長きにわたる低成長時代を経験してきました。時代とともに世界経済のメカニズムも大きく変わりましたので、先見性を磨きつつ漸進したいものです。

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