2018年5月21日月曜日

労働人口

今、産業界全体で人手不足が叫ばれています。昨日のNHK特集でも、シルバー人材センターへの企業からの求人が急増している報道もありました。日本の人口構成は、少子化と共に団塊世代の高齢者が年々増加し、棺桶型と呼ばれています。かつてのバブル時代と比べて労働人口も3500万人減少すると言われており、人口の25%が過去から労働人口が減少していることになります。その労働人口の穴埋めを外国人労働者や高齢者に求めようと考えられています。しかし、一方では健康保険料からの高齢者医療への拠出金で健康保険組合も運営が成り立たなくなってきているところが多いと言われています。国の歳出の大半を社会保障費が占めていますが、その割合も年々増加しています。人口構成が将来の経済に大きく影響することは30年前から予測されたはずですが、国の対策はあまり取られてこなかったように感じます。できることならば企業の定年制を廃止して、就業者が希望により自由に働ける労働環境の整備が必要だと思います。大企業は採用と定年で急な成長は望めないので、中小企業が積極的に人材を採用して企業を活性化して成長を目指すべきだと考えます。そこに第二の人生を賭ける大企業の経験者を上手く生かすべきではないでしょうか。

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