2018年5月24日木曜日

道徳

つい少し前に、鎌倉の円覚寺に小津安二郎監督の墓地を訪ねた話をしましたが、昨日の新聞のコラムに小津氏の言葉が載っていましたので、あらためて書いてみたいと思います。「なんでもないことは流行に従う、重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う」と。最近、重大なことなのに不道徳に振舞うので周囲の信頼を敢えて損なうケースを見かけます。特に不用意な発言が問題を度々起こしているのも事実です。逆にもし自分の家族に周囲から問題発言が投げかけられたら、自分自身はどう感じるかと考えれば、人に対する発言が言語道断であることも理解できるはずです。指導者たる人であれば、責任逃れをせずに選手をかばうのが当たり前ですが、自己弁護ばかりするから信用を失うものと思われます。小津監督や原節子さんの時代には私はまだ幼児でしたが、時代を超えても立派な人は立派で、いつまでも多くの人から慕われます。又機会があったら墓参りをしたいと思います。

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