2019年5月15日水曜日

故郷

日本国内でも毎年のように世界遺産登録のニュースが流れますが、昨年は我が故郷、天草と海を挟んだ長崎が世界文化遺産の登録として名を馳せました。今では天草と言えば知られる地方となりましたが、私が上京した当時は全く知名度も無く、周囲にも恥ずかしくて熊本県で、その先の話は止(や)めていました。関東における天草出身者の歴史は119年とか言われており、先駆者の方は大正時代に遡るようです。かつては上京に昼夜4日間も掛かったと言われていた程の距離ですが、現在は半日あれば故郷にたどり着くことが可能となりました。ちなみに私の時代は急行列車で1昼夜21時間強乗りっぱなしで2日掛かりで上京していました。後に寝台特急列車で乗車時間は16時間と少しは早くなりましたが、それでも1昼夜はたどり着くのに掛かりました。かつては天草出身者は大体、北九州や関西へ働きに行く方が大半で、関東までは遠すぎて足を伸ばす人は圧倒的に少なかったようです。お陰様で現在は地方との往来が大変便利になり、上京してくる人も増えましたし、故郷の知名度も漸く上がってきました。感謝、感激です。

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