2021年3月9日火曜日

開き直り

バブル崩壊後に多額の高金利の借金を抱えて、返済資金にも運転資金にも大変窮する時期がありました。当時は沈む船から逃れたいと会社を離れていく経営幹部もいましたが、結果的に再出発する出直しの気持ちになりました。そこで自信を無くしたら、おそらく今日の姿は到来しなかったでしょう。ネバーギブアップ という言葉が自分の体を包んでいたように思われます。

悲観的になればなるほど状況は益々深刻になります。25年くらい前に「なにくそ」という負けん気の上に、楽天的でポジティブな性格が結果的には功を奏したのだと思います。今考えると想像ができないくらいの自転車操業で、金銭的にも綱渡りの経営をしていました。ここまで辿り着くまでは長い長い積み重ねがあってのことです。

周囲の同業者はあまり感じていないと思いますが、今日の会社の有り様へ変えてくるには節目節目で徐々に方法性を変えてきました。しかし人財がそれに伴わなければ成長に繋がっていきません。やはり小さな会社で一番苦労するのは資金と人財です。そこに幅が出てくると企業の成長に必ず寄与すると思います。

会社がどん底の頃には、「万歳しても殺されることはない」というような半ば開き直りの精神が存在していたように思われます。人生は諦めなければ必ず運が味方するものです。

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