2023年5月24日水曜日

地盤(経営基盤)

最近、頻繁に太平洋沿岸で地震の発生が見られます。活断層の多い日本列島でいつ何時地震が発生しても不思議ではないのが現実です。企業でもBCP対策を常に認識して災害が発生しても経営が揺るがないように準備することが求められます。企業が健全であれば経営の早期立て直しは可能だからです。不動産で言いますと、地盤がしっかりしていれば家屋を再建することは可能です。しかしメンテナンスを怠ると崩れやすいのは企業と同じです。

弊社も代表になったばかりの頃は地盤(経営基盤)が安定せずに常に揺れていました。バブル崩壊後に地盤の土を全面的に入れ替える(解体的出直し)、つまり改良工事(経営陣の入れ替え)を施したのです。元々あった土地は地震に耐えられない土壌でした。そしてバブル崩壊後の1996年8月から建物(会社)を徐々に新築(経営)していきました。 先ずは基礎となる石垣(人財の基礎)を積み重ねるところから始めましたが、石垣は積んでも積んでも容易に崩れるのです。

石垣(人財の基盤)がしっかりするまで10年近くかかったと思います。土台(経営基盤)がしっかりしなければ上物を建てても後にぐらついて折角建てた建物(会社組織)も崩れてしまうのです。何度も何度も石垣を積み直して会社の基礎を造ってきました。周囲の人たちは企業経営で波乱万丈の経験は少ないので認識は浅いと思いますが、会社の基礎が盤石になるまで長い歳月を要します。創業のオーナー経営者であれば理解できますが・・・。

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