2023年5月18日木曜日

百聞は一見に如かず

 3年ちょっと都内の大型書店に立ち寄る機会がなかったのですが、数日前に久方ぶりに以前度々立ち寄っていた有名書店を覘いてみました。大型書店のコーナーを眺めていると今の時代が見えてくるからです。売れ筋も気になりますので、どんな事に多くの人が関心を持っているのかが何となく理解できます。仕事柄、弊社がITの先端技術に携わっているために書店のコーナーが何を重視しているかが仕事上も参考になります。

映画や小説も時代を背景に社会問題を如実に描いているものがヒットしているようです。個人的には作品として取り上げられるテーマに疑問を呈しない訳ではないのですが、メディアによって表現されることで社会的な課題が浮き彫りになります。残念ながらテレビや新聞を読まない世代が増えているので、人々に映画や小説を通して社会の裏側を映して訴えかけることが必要なのでしょう。最近、本屋大賞を受賞した小説を好んで読んでいるのは時代背景が見えるからです。

情報化社会と言えども生成AIが進化しても全く法規制やルールが整備されていないとデータの偏りで人々の価値観が歪んでしまう危険性もあります。急速に進化する生成AIはあらゆる可能性を秘めています。人間社会が頼り過ぎると肝心な思考力が衰えることもあり得ます。書店のコーナーも日々変化していきますので、リアルの書店で時代の再び流れをしっかり掴み判断力を身に付けていきたいと考えています。「百聞は一見に如かず」ですね。

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