2023年5月8日月曜日

民間倶楽部

 かれこれ10年くらい母校の大学の学部内交流会の役員をしていますが、士業倶楽部や行政倶楽部という括りで毎年活動予算を確保していましたが、学生の大半が民間企業に就職するのが現実なのに、キャリアデザインとして民間倶楽部が無いのはおかしいと役員会の席で度々主張してきました。会長は学長候補にもなっている方なので理解があり、我々の企画書が認められれば民間倶楽部として近く実現する運びになります。

最近、懸念しているのは欧米に比べて若者の起業率が落ちていることです。若年層の不足で就職難の時代ではないと思いますが、日本が世界に遅れないためにはハングリー精神を育みながら新規事業を起こすような創造性豊かな人材を発掘して育成しなければなりません。そのためには大学生に実践力を伝える民間人の力が必要なのです。先進的な生成AIを活かして産業界のDXを推進していくのは若者たちです。

「鉄は熱いうちに打て」と言われますが、日本の学生はのんびり大学生活を過ごして就職してから仕事を覚えるという、社会人としてのスタート時点から欧米とはかなり差が開いているのが現状です。ほとんどの日本人が大学に入ることが優先で肩書を得ることに満足しているのが現状です。欧米に負けないためにはもっと在学中に実学を身につける必要があるのだと、これからの学生に教えてあげたいのです。

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