2024年12月11日水曜日

政治を動かす

先の衆議院選挙ではたまたま裏金問題で自公政権が惨敗したため、急浮上した国民民主党が大躍進しました。自公国の枠組みで衆議院の過半数を占めたことにより、与野党議員の伯仲した勢力がこれまでになく国会で議論の駆け引きが真剣味を帯びているように感じます。「103万円の壁」の議案も、仮に自公政権が過半数を獲得していれば国会の俎上に乗ることは難しかっただろうと考ええます。

今回の選挙を振り返ってみますと、確かに他の野党勢力が裏金や政治資金問題に焦点を当てている中で、躍進した国民民主党は国民の目線に寄り添った政策を掲げていたように感じました。選挙戦略の成功とともにSNSで政策を拡散させたことが功を奏したのでしょう。来年の参議院選挙は他の野党も研究しますので二匹目のドジョウという訳にはいかないでしょう。

与党が過半数を占めると野党の提案した政策を実現することは、過去の一党多弱では難しいので与野党の勢力は伯仲した方が国会のムードも盛り上がります。国民も今回の衆議院選挙で自公政権が大敗したことで、政治は変わらないという諦めのムードから、選挙の結果次第で政治が動くことを実感したのではないでしょうか。政治を動かすのは主権者たる国民です。 

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