かつて経営不振に陥ったシャープを台湾電機大手の鴻海(ホンハイ)精密工業が買収しましたが、今度は業績に苦しむ日産自動車にも資本参加して経営参画に意欲を示しているようです。日産自動車はこのほどホンダ、三菱自動車と経営統合を目指すことが報じられましたが、海外自動車メーカーや新興勢力とのEV開発競争に果たして勝てるのか疑問です。
最近、国内販売の大衆車でスズキ自動車を見かけることが多いように感じます。現に、スズキ自動車はインドでも早くから進出しており、国内外とも販売は順調のようです。トヨタ自動車は今や世界トップメーカーですが、スズキ自動車とも連携しながら日本の強みを生かして海外市場でも好業績を示しているようです。
自動車産業は産業のすそ野が広いため、経営不振は国内の雇用にも影響は少なくないと思われます。 経営統合することで生産のスリム化が求められるので余剰人員は必ず出てくるでしょう。将来の生き残りのために3社の経営統合の方向性は正しいと考えますが、ほかの産業にも同じことが言えそうです。世界で戦うには日本の強みが活かされなければなりません。
今朝のニュースで一人当たりの名目GDPが先進国で最下位、しかも韓国にも及ばないという事態にもっと目を向けるべきではないでしょうか。
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