2018年8月28日火曜日

責任ある立場

8月も終わりに近づいていますが、今年も内容が重たいけれど納得のいく番組を視聴しました。日本を終戦に導いて日本国を救った鈴木貫太郎元首相が亡くなるまでの歩みと、未曾有のテロ宗教団体を率いて、多くの犠牲者を出した麻原彰晃元教祖に関するサリン等の事件を監修した池上彰さんのテレビ番組で拝見した事です。責任ある立場の人の決断とリーダーシップ次第で、罪のない国民は戦争にも巻き込まれますし、サリン等の被害に遭うことにも至ったのが史実としてありました。政治の世界も宗教の世界も、責任ある上に立つ人次第で国家の行く末は変わります。昭和天皇も、鈴木貫太郎なしでは戦争を終結することは到底不可能だと思われたので首相に指名されたのでしょう。鈴木貫太郎元首相の命を掛けた終戦への知恵と技量はあまりにも見事でした。その意味で責任ある立場の人の行いは大変重要であると言えます。作家の半藤一利氏が監修された最高戦争指導者会議や二度の御前会議の模様は鬼気迫るものでした。また宗教法人も教祖次第で救われる人もいれば、犠牲になる人もいます。死刑になった麻原彰晃率いるオウム真理教事件の精査も色んな関係者が集められて、予想外に詳細な掘り下げた議論を視聴することが出来ました。あらためて責任ある立場のリーダーになる人が誰かが、日本の未来を形成する上でも大変重要であるということを思い知らされました。

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