2019年3月1日金曜日

人事

「人事を尽くして天命を待つ」という諺があります。中小企業において人事を発動するのは社長の仕事ですが、私自身も外部からの人材登用で数々の失敗を繰り返してきました。社員から採用するたびに「又ですか?」と批判を浴びたりしたものです。生え抜き社員は自ら採用して新人から様子を見て判断するので、人事の失敗はそれ程多くはないのですが、外部から受け入れも実際には仕事をしてもらわないと殆ど能力は分かりません。かつて弊社に今は亡くなられましたが、社外の取締役人事部長や球団の代表を歴任されていた方が特別顧問でいました。非常勤でたまにしか見えなかったのですが、すぐさま外部からの人材を見分けて、社長の私に採否の意見を具申されていました。その後、辞めて頂いた方も多かったのですが、社長として人材を見極める力の無さにいつも反省していた次第です。今は客観的に厳しい人事に対する意見を言う人はいませんが、そのような存在は中小企業に必要だと思います。

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