2019年9月13日金曜日

北欧視察

この度、北欧を視察してきましたが、彼らの生き方にかなり感銘を受けましたので此処に私なりに一言述べたいと思います。

人間は誰しも自分の幸福を優先して生きているはずです。北欧の人は男女ともに朝早くから家を出て良く働きます。そして早く仕事を終えて家族とともに過ごす時間を大切にします。働くにも家族との大切な時間をつくるという、人生ビジョンがあるから誰でもよく働くのです。建造物は消失しないように石造りで、木材が豊富にもかかわらず何百年も使い続けるように設計されています。

出来るだけ余分な出費をしないように、全ての面で合理的な考えが生活手段の中に生かされています。消費税が20%前後と高いのは国民の福祉を老後まで国が保証しているからです。税金の使途も透明化され、国民が信頼して納税できる国を地道に今日まで作ってきたからです。つまり、北欧における国民の側も払うものは払うので国に要求すべきものは要求するわけです。広く国民のために平等な施策は何かを近代政治が常に考えてきたように思われました。

北欧の選挙の投票率が約80%(日本は約40%)と高いのも、ほとんどの国民の審判を受けることが政治家にとって大切な選挙だからです。意義は日本と同じですが、本質的には実態はかなり北欧などと根本的に違いがあるように感じます。日本も国民の明確な意思を反映するために、リアルの投票と電子投票を併用して、投票率を北欧並みに引き上げる施策を速やかに進めるべきだと思います。

日本も漸く働き方改革を国が推進するような空気に変わってきました。日本における労働環境の整備は、企業としても今後逐一早く取り組んでいかなければならない課題だと思います。国政も教育や福祉に重点を置き、国民が生涯安心して暮らせる生活の実現に向けて、たまには北欧を横目で見ながらの政策実現を期待したいものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿