2022年9月20日火曜日

小説を愉しむ

 最近、小説が売れないと直木賞作家の方が話していました。でも何のジャンルかわかりませんが書籍の販売部数はアマゾンなどを通じて伸びているようです。Clubhouseなどで紹介されて書籍の販売に寄与している面もあるのではないかと考えます。私も紹介された書籍はビジネス絡みのハウツー本が殆どでその都度ブックマークにデータ保存していますが、実際に購入するのは一部で殆ど読み切れないのが現実です。

最近の方は時間を節約して多くの情報を収集することに夢中となっていますが、歴史小説や純文学作品を読むことも人格のバランス形成の上で大切ではないかと考えます。確かに時代の変化が著しい中で短期的にビジネスの成功を夢見ることも必要ですが、20年30年の視点で日本の有り方を捉えてじっくり腰を据えて長期戦略を練ることも重要です。そこには文学的な思考も人間的に身に付けなければならないと考えます。

私自身もいつの間にか文学に触れる機会も少なくなりましたが、直木賞作家の嘆きに共感して素晴らしい文学に触れてみたくなりました。実はサスペンスものは書籍も読みましたが、TVドラマで消化することが殆どです。書籍の中には小説をドラマ化して内容がつまらなく感じることもあります。書籍には深くて自由な想像力を掻き立てる魅力がありますので、日本の小説に若い新たな読者が今後とも増えていくことを願っています。


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