2022年9月16日金曜日

週末のつぶやき

63歳で旅立った私の父が人生100年時代のこの世にもし生きていれば、昨日の9月15日に満100歳を迎えるところでした。父とは一度も同じ屋根の下に暮らしたことが無いので、正直なところどのような人物的なのかは息子ながら分かりません。晩年は横浜の桜木町で小さな会社を経営していましたが、会社の内情までは存じ上げておりません。

父は大正生まれで農家の一人っ子でしたが、家業を継ぐまでもなく周囲の人の勧めで両親(私の祖父母)は遠く筑豊炭鉱で出稼ぎをしながら父を旧制高校(現在の国立大学)へ進学させたようです。当時は戦時中のため父は学生予備隊で関東の土浦で海軍航空隊に所属していたと聴いています。軍人魂のせいか非常にプライドの高い人物に私には見えて生涯親しく接触することもありませんでした。

何故、関係ない父の話をしたかと言いますと、Googleカレンダーに誕生日は意識ありませんが、命日だけは登録していましたので自動的に知らせてくれました。再婚を繰り返した父なので私自身両親の傍で育ったわけではありませんが、仏壇には祖父母と一緒に父の位牌は祀っています。母は福岡の太宰府にあるお寺の納骨堂に安置して私が管理しています。

最近は夫婦の離婚も珍しくありませんが、私の子ども時代は夫婦の離婚も周囲ではなかったし、子どもを手放す家庭は少なかったと思います。しかし、両親離婚や親の事業の失敗という環境で子ども時代を過ごしたからこそ、次第に反面教師が芽生えて今日の自分を支えてきたような気がします。恵まれない環境ながらも陽転思考で生きてきたことが逆に幸いしたように思われます。 

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