2025年10月21日に召集された臨時国会も58日間を経て来週17日に会期末を迎える。連日、TVで国会中継を見る機会があるが、仕事中心の生活だった頃は空港のロビーのTVに映し出される中継を見ることが多かった。石破内閣から高市内閣に変わって国会の様子も少し違って見える。男性中心の閣僚だったころは答弁する大臣も官僚が書いた原稿をただ読んでいる印象だったが、閣僚の顔ぶれも一新され大臣の答弁もこれまでになく丁寧さを感じる。
自民党が少数与党になったことが野党の質問にも丁寧に対応するようになった大きな理由であろう。今後、様々な議案もスピードを以て処理されていくに違いないと感じる。失われた30年は日本経済の成長スピードが後退してきたからであろう。緊縮財政の連続でデフレ経済が長引いたように感じる。確かに90年代の日本経済は円高に悩まされ続けていた。円高を避けるために製造業が海外へ出ていくことになり国内の製造業は空洞化を招いた。
2000年代は金融緩和で経済の成長を目指したが、ゼロ金利政策でデフレ経済が長引いて未曽有の円安を招くことになった。円安はインバウンドを招いたが、輸入物価の上昇で現在のような物価高になってしまった。経済も株価も漸く持ち直し、企業も人材確保のために賃金を上げるようになった。少子高齢化により新興国との経済成長スピードは劣るが、ロボットとAI技術の活用で産業のDXをうまく進めれば日本にもチャンスが到来するとの見方である。
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