2025年12月16日火曜日

「小さな村 イタリア」が好きです。

 我が家では「小さな村 イタリア」というBS日テレで毎週土曜に放送されている番組をもう10年以上にわたり観つづけています。確か直近の放送が389回だったかと記憶していますが、毎回感心しているのは日本より国土がやや狭い(約30万平方メートル)イタリアには実に多くの村があるということです。不思議なことに、それぞれ独立した村の集合体として生き生きと現在でも点在しているのです。日本とイタリアの国民性の違いをもっと分析したいと考えています。

日本にも多くの村が現存しますが、過疎化とともに町に吸収され、市に吸収され、村ごと消滅しているのが現状です。日本の村が消滅している原因は若者が村から離れて戻ってこないからです。イタリアには代々子孫が村を受け継いでいく文化が今でも多く存在しているようです。日本人も自らが育った村を大切に思っている点ではイタリア人と共通していますが、多くの日本の村は消滅しているのです。このままだと地方は過疎化は止まらないと考えます。

この番組が日本で人気を博しているのは、イタリア人の村を大切にしている精神に感動している日本人が多いということです。私も熊本県内のある村の出身ですが、親世代も年々高齢化し遂には村は空き家だらけとなっています。日本の各地でも同じような状況ではないでしょうか。イタリアの村は家屋が集合体として孤立しており、日本のように散村ではないところが魅力なのではないでしょうか。イタリアの村が何故続いているのか、まだ謎だらけです。


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