2018年2月6日火曜日

プロレス

覆面レスラー「ザ・デストロイヤー」として日本で活躍し、昨年秋の叙勲で旭日双光章を受章したリチャード・ベイヤー(87)さんへの叙勲伝達式が3日、ニューヨーク州北部バッファローで行われたというニュースを拝見しました。団塊世代の先輩方や私たちは現役時代を良く知っている米国人プロレスラーの1人です。日本が誇る全盛期の力道山が、覆面をした怪しげな米国人レスラー、デストロイヤーによって「4の字固め」で苦しめられた記憶は今でも脳裏に鮮明に残っています。同時期に「フレッド・ブラッシー」という噛み付き専門のレスラーにも当時の日本のレスラーは手を焼いていました。

私を含め、昭和の3、40年時代にはプロレスの熱狂的なファンが日本全国に大勢いました。テレビは金曜夜8時のゴールデンタイムに放送していました。戦争で負けた日本の大衆は、米国人レスラーを倒す日本のレスラーをひたすら真剣に応援していました。プロレスの試合もひとつのショーだったのですが、プロレスは私たち国民にとって素晴らしい娯楽のスポーツでもありました。考えてみますと、デストロイヤーさん等による来日のプロレス興行は日米友好の橋渡しでもあったわけです。私自身はジャイアント馬場、アントニオ猪木の引退を最後にプロレス見物も止めましたが、それは昭和時代の若きし頃のいい想い出でした。

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