2018年2月28日水曜日

ベトナムIT

先日、ベトナムのIT企業20社が集まるセミナーに参加してきました。日本の人材不足を補う意味でもベトナム企業とのマッチングの機会は貴重だと思いましたが、行政が橋渡しをしている割には同業の参加者が少なかったのが意外でした。中国から日本のIT大手も人件費を下げるために新たな下請けとしてベトナムへオフショアして久しくなりますが、今やその時代ではなくなりつつあります。中国もベトナムも国内の仕事が増えてきており、これから日本の仕事を安請けする国ではなくなります。ではどうすれば来るべきIT人材不足に対応できるかですが、直接ベトナム人を採用するか、信頼できるベトナム会社と合弁企業をつくるか、どちらかだと思います。弊社でもまだ経営幹部は考えていないようですが、年々人材の若返りを図らないと進化する新しいIT技術には会社としても対応が難しいと考えます。ちなみに、今回訪日したベトナムの2100名のIT会社は、経験5年以上の社員が5%、5年以下の社員が95%だと聞いて、日本のIT企業の成長性が一番問われていると感じた次第です。国も産業界に対して、IT人材の確保をもっと後押ししなければ、日本の産業競争力は今後さらにダウンしていくことは間違いありません。我々は世界の動きを見て未来思考へ頭脳を切り替える時だと思います。

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