2022年5月27日金曜日

文豪

先日、「徹子の部屋」に「日本のいちばん長い日 運命の8月15日」の著者である半藤一利さんの妻、半藤末利子さんがゲスト出演されていました。晩年、夫の半藤さんが亡くなる前に遺言として枕元で、中国の思想家である「墨子を読んだ方がいい」と言われたそうです。墨子は平和を尊んだ人物であり、日本人にも墨子について勉強してほしいという思いだったと思います。

奥様の末利子さんは随筆家であるとともに、現在、新宿区立漱石三房記念館の館長をされており、英文学者であり教師でもあった夏目漱石のお孫さんで、漱石が亡くなってから生まれた方なのですが母親から漱石の特徴について詳しい話を聞いていたとのことでした。話を聴いていた妻も、夏目漱石の代表作である「吾輩は猫である」の書籍を早速購入してきました。

ちょっと前に私も伊集院静さんの夏目漱石を題材にした「ミチクサ先生」を新聞小説で目にして内容の面白さに引き込まれて最後まで読破したのですが、漱石という人物像が巧みに描かれており伊集院静さんの小説にあらためて魅力を感じました。これまでは夏目漱石に関して教師というより明治の文豪として捉えていましたが、実のところ私の認識は違っていました。



 

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