2022年5月24日火曜日

教育の在り方

人命を奪う多大な犠牲が続くウクライナ侵攻をひたすら止めないロシアのプーチン大統領は、西欧諸国から見れば残虐非道なリーダーだと映りますが、ロシア国内での支持率は80%を超えると言いますので、国家が齎す国民に対する様々な教育の影響は恐ろしいものです。子どもに対して、親も学校もプーチン大統領を支持した教育が施されて、政府への一切の批判が許されない国家の風土は独裁政権の国にありがちな傾向です。

戦前の我が国も中国大陸への侵略や米国への宣戦布告など、当時の国民世論は政府への支持率も高かったはずなので国民への教育次第だと言えます。現在の平和な状況から類推して過去を振り返ると当然に信じ難くなるのですが、それはまともな現在から過去を判断するからです。つまり国家による国民への強制的な教育によって形成される価値観による影響は大です。

自由と民主主義を尊いものだと考えれば、政治による思想信条の自由は保障されるべきですが独裁政治はそれを許さないのです。国の内外での評価が極端に割れるのはイデオロギーの対立が国家間に存在するからです。我が国も過去の反省に立って、国際的に慎重な行動が為政者に必要とされることは言うまでもないことだと考えます。国民世論の形成も教育が果たす役割が大きいことを自覚しなければなりません。



 

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