2022年8月2日火曜日

怖い体験

先日、亡くなられた漫画家の水木しげるさんのドキュメントを拝見しました。ご近所のおばさんから子どもの頃にお化けの話をよく聴かされたという話をされていました。お化け漫画の発想も江戸時代の妖怪を専門とした絵師からのヒントを得たのとおばさんの話を題材にされたようです。私もお化けの存在は、祖母がよく話していましたので、子どもの頃には信じていました。

お化けなど誰も観たことがない空想の話を子ども心に聞かされると信じてしまうのです。ちょっとした怖い経験もトラウマとなって子ども心に残るのです。 暗い墓地を一人で歩くのは今でも薄気味が悪いと感じます。高校時代までの通学路は小さな街灯以外は周囲が真っ暗な中を一人自転車で帰宅していましたので、墓地の傍を通るのはとても苦手でした。

田舎では部落の人が亡くなったら土葬が普通だったので、葬式が終わり、埋葬後に墓地の下を自転車で通り過ぎる時に気持ちが悪かったことを思い出します。水木しげるさんの子どもの頃の怖い経験が何となく理解できました。想像力は人それぞれですが、想像することは何よりも楽しいこともあります。ふるさとのお墓を再び訪ねてみたいものです。

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