2025年3月31日月曜日

PPNP

 幾つになっても好奇心さえ失わなければ世の中には知識を与えてくれる人は尽きません。今朝、clubhouseを聴いていましたらゲストの方から部下の指導に「PPNP」が必要という話を初めて聴きました。皆さんも分かり易いポイントなので、ゲストの方の書籍を読まれてもいいと思いますが、今朝のお勉強で学んだ部下指導の「PPNP」というキャッチフレーズの意味をご紹介します。覚えやすいので是非、身に付けて実践してみましょう。

2007年㋅29日に初代iPhoneが発売されて20年近くになりますが、Z世代と言われる新社会人と呼ばれた世代は子ども時代からPCやスマホのある環境で育ち、現在は企業内でも指導的立場で活躍しています。その後、パワハラ防止法やコロナのパンデミックで働き方も大きく変わり、部下指導の在り方も180度変化しました。しかし、旧態依然とした指導方法の企業も日本国内には多いようです。

「PPNP」のPはポジティブでNはネガティブの意味です。部下を指導するときは、先ず部下の行いを褒めて、さらに褒めて自信を持って安心させたところで、ネガティブの言葉で諭し、最後に部下に期待を抱かせるために激励の意味で、褒めて終わるということです。つまり①ポジティブ②ポジティブ③ネガティブ④ポジティブで部下を指導することが効果的だということです。米国のスポーツ界では既に取り入れられている手法のようです。


2025年3月28日金曜日

健康寿命

長い冬を綿のシーツに羽毛布団を掛けて過ごしてきましたが、昨夜よりこれからの気温上昇を考えてシーツの上は薄い毛布1枚にしました。布団より重量が軽くなるし、就寝中は全く寒さも感じませんでした。お天気のせいなのか、やや室内の湿度も徐々に高くなってきているようです。最近は毎朝のように起きてから朝食前に血圧の測定も行ってメモしていますが、日によって血圧の違いを感じるこの頃です。血圧測定、血液検査、尿検査は健康管理において重要です。

年齢的に健康寿命を如何に現状維持できるかが大切なことなので、血圧がなるべく高くならないように自宅では減塩を心掛けるようにしています。ちょうどNHK・ETVで数年前まで語学ばかりの番組が健康管理の放送内容に様変わりして大変参考になっています。その後にTV体操という具合に学習と実践が毎日の日課となっています。毎日忘れずに繰り返すことが大切です。

また毎朝4時からは1時間ラジオ深夜便で教養も植え付けられるし、7時半からは1時間Clubhouseで元気な若い世代の声も聴いています。毎日ワンパターンの生活ですが、夜も早く寝る習慣が付きました。夜中にトイレに起きる習慣は年齢のせいなので仕方ありませんが、健康寿命を少しでも伸ばして元気なうちに老後を楽しみたいと考えています。限られた寿命の毎日を大切にしたいものです。


2025年3月27日木曜日

年度末

 漸く待ちに待ったお花見の機会がやってきました。数日前から黄砂も飛来していますが、何とか大陸で止まってほしいところです。本日も書斎から赤い12本のバラを眺めながらブログを書いていますが、遥か向こうに見えるランドマークタワーは黄砂で視界がまったくゼロの状態です。周辺のソメイヨシノは漸く花びらがちょっとだけ顔を出している感じですが、瞬く間に今週末から1週間にかけて桜が満開となりお花見に絶好の機会となるでしょう。

毎年、花見を経験することは元気に生きて歳を重ねている証拠です。この時期のつかの間の愉しみを心に刻みながら思う存分に味わいたいものです。私の住んでいる戸塚地区には柏尾川沿いに何百本ものソメイヨシノの並木が連なっています。この時期ならではの風物詩ですが、柏尾川の川表(かわおもて)は川に沿って一斉に花見会場となり、堤防沿いには露店が立ち並びます。

さて愈々年度末となりますが、企業も学校も3月、4月は一年の中で最も多忙な時期です。日本の年度末も海外に合わせて12月末であればいいのにと言う方も多々いますが、昔から続いている日本の風習は議論すらなく中々将来も変わらないようです。日本の留学生にも海外からの留学生にも受け入れやすい年度の区切りに制度が変わることで、様々なメリットがあると思うのですが如何でしょうか。





2025年3月26日水曜日

今日の誕生花

毎朝、午前4時起きして聴いているラジオ深夜便の午前5時終了間際に今日の誕生花と花言葉が紹介されます。今日26日水曜日の誕生花はチューリップで花言葉は「愛の宣告・魅惑」です。我が家でも日曜日に12本の赤いバラ(サムライ)を買ってきて毎日眺めています。サムライは長持ちするのでしばらく楽しめるのが最高にいいですね。ちょっと前には花屋さんで1本880円でしたが現在は550円で販売していますので300円も違うと大きいです。

バラの花束は花言葉にもあるようにとても魅惑的な感じがします。ブログには写真を貼り付けていないのでお見せできないのが残念ですが、花屋さんを覗いていただけると引き込まれるような美しさを放っているのでお勧めです。昔、ヨーロッパでは男性がプロポーズするために12本のバラを摘んで彼女にプレゼントするという風習があったようです。今どき、そのような情熱のある光景は結婚式で見かけるくらいです。

以前もご紹介しましたが、12本のバラには次のような「愛情・情熱・感謝・希望・幸福・永遠・尊敬・努力・栄光・誠実・信頼・真実」意味がありました。それだけ相手に対して強烈な愛の宣告をする証となるのでしょうね。兎に角、長持ちするのでしばらく楽しめますからお得です。花屋さんに行くと様々な季節の花があります。恥ずかしながら私は何度聴いても花の名前すら覚えられないタイプですのでただ観察するだけです。

2025年3月25日火曜日

初対面

最近、初対面の人と話す機会は激減しましたが、昨日は、Clubhouseという音声SNSの中でゲスト出演したされたメンバーに対して主催者様からご招待があり、感謝会のディナーが銀座で催され私もゲストとして同席させていただきました。音声のみのゲスト出演なので主催者はもとよりゲスト出演者の方たちとも会場では初対面でした。会場は有楽町から3分と近くでしたが、通りはファッションビルが立ち並び、慣れない銀座で漸く現地の会場を探し当てました。

今回の出席者はClubhouse主催者代表の方1名とゲスト5名の計6名で、感謝会のディナーは18時30分から開始され、先ずはゲストの方々が一人まだずつ自己紹介するところから始まりました。主催者代表の方は私より一回り年下、ゲストの方はそれぞれ年齢的には40歳から50歳くらいで私が一番年長でした。皆さん各分野における多彩な顔ぶればかりで自己アピールも慣れたもので素晴らしい才能の持ち主ばかりでした。

私もしばらく仕事の都合でClubhouseを1年あまりリスナーとして参加していなかったのですが、自叙伝を上梓した後1年ぶりにroomを覗いたところ、主催者から突然にゲスト出演を依頼されたのです。私のスピーチのテーマは事業承継について書籍の紹介も含めて経営手法の一端を話しました。他のゲストの中には何十万部という書籍の販売数を記録している方も存在しました。年内にはリスナー全員が集まる企画もあるようなので是非参加してみたいです。

2025年3月24日月曜日

スポーツあれこれ

 大相撲春場所は昨日の日曜日、大関・大の里関の優勝で幕を閉じました。相撲界も久々に横綱候補となる大の里関の誕生で出身地の石川県など日本中が盛り上がっています。千秋楽までは高安関が星の差一歩リードして待望の初優勝が期待されていましたが、残念ながら千秋楽で星の差が並び両者の優勝決定戦となりました。心情的にはベテラン35歳の高安関に初優勝を果たしてほしかったところですが、大の里関も来場所に好成績を収めれば稀勢の里以来の日本人横綱が誕生する可能性もあります。

日本相撲協会もモンゴル出身力士の活躍が目立っているのが現状です。白鵬、照ノ富士から豊昇龍とモンゴル出身力士の横綱が続いていますので、石川県出身の大関・大の里関の横綱昇進は日本中の大相撲ファンが待望しているところだと思われます。大相撲に関わらず、様々なスポーツ界で日本人選手の活躍が目立っています。日本サッカーも年々実力が伴って次期W杯出場が早くも決定しました。サッカーに関わらずプロ野球の世界でも海外で活躍している日本人選手の活躍が顕著です。

春の選抜高校野球大会が甲子園で行われていますが、新たな時代を担うスター選手が登場することを心より期待します。上記のスポーツに限らず様々なスポーツ競技で日本人が活躍していますので、メディア各社には視聴者に公平な報道を願いたいところです。様々なスポーツ大会は海外選手たちとの平和友好の関係が見える形で貢献している唯一のものだと考えます。最後に、昨日の大相撲でウクライナ出身の新入幕・安青錦関は今後注目に値する関取のように感じました。

2025年3月21日金曜日

人との関係

 かつては手紙を書くという習慣がありましたが、最近は知人や友人とも手紙を交換することも少なくなりました。何十年も続いている便りを書くという習慣は、年に一度の年賀状くらいでしょうか。何故、手紙を書く習慣が少なくなったのかと言いますと、電話料金が安くなり用事があればいつでもどこでも気軽に電話できる時代になったからだと考えます。

しかし、滅多に電話しない人にいきなり電話すると誰しも何事かと驚きます。よって頻繁に電話する人以外は電話もしなくなり自然と関係が遠ざかってしまいます。一方、電子メールは簡単に文章も書けるし郵便のように到着するまで何日もかからず相手に送信できますが、普段のやり取りで電子メールを使う間柄は限られています。

そこで最近はLINEなどSNSを使う人が一般的です。しかし、手紙のように長文を書くことはなく手短なおしゃべり程度のやり取りが中心です。最近は郵便料金も高くなり、一層手紙やハガキの出す頻度も時代とともに減っていくように感じますが、郵便を配達する郵便局員の人件費を考えると料金が高くなるのも理解できます。

お互いに手紙を書くことも次第に億劫になり、音声やSNSを使う習慣が一層増えてくるのは間違いありません。最近は企業間でも形式的な年賀状の交換も激減しています。まだ知人や友人間では年賀状の交換も続いていますが、時代的に増えることはないでしょう。よって思うに、人との関係を維持するにはメール、音声、SNSをうまく使いこなすべきでしょう。

2025年3月19日水曜日

外交交渉

日本時間、昨夜行われたトランプとプーチンのオンライン会談の行方に関心がありました。結局、予想はされていたのですが停戦への合意には至らなかったようです。ウクライナとの戦争を現時点で優位に進めているロシアとしては自国の有利に導きたく容易に妥協したくなかったのだと思われます。戦争開始後3年も過ぎると戦争当事国同士の歩みよりは困難を極めます。

バイデン前大統領はブリンケン国務長官に任せて自ら積極的に動こうとしなかったためロシアとウクライナの戦争は終わりの見えないさらに深刻な状況に至りました。やはり大国に対しては大国同士のトランプ大統領のように強権を持って自ら動かなければ、戦争終結への道筋は立たないと思われます。

日本国内はテレビも新聞も現首相の10万円問題ばかりに話題が集中していますが、国際情勢が緊迫している中で日本の果たすべき役割はないのかと疑問が湧きます。もし我が国の周辺で深刻な事態が起きればそれどころではないはずです。テレビ局も横並びの報道ばかりしないで地道な政治活動に目を向けるべきです。


 

2025年3月18日火曜日

卒業式

昨日は天気晴朗の中、出身大学の卒業式に列席して参りました。これまで大学側から幾度も卒業式にお招きいただいていますが、晴れやかな卒業式を迎える学生さんと共に過ごす時間はタイムマシンに乗ったようなもので格別な経験です。小・中学校時代は恩師との別れで涙する生徒たちの光景も珍しくないのですが、大学生には寧ろこの日を迎えてほっとしたような印象さえ受けました。

人生には様々な卒業式のような場面があります。社会へ出て、企業への就職から転勤、そして退職など今まで親しくした仕事仲間と離れ離れになることもあります。結婚も夫婦として新生活への入学式のようなもので、いずれはお互いに死別のような卒業式を迎えることもあります。ですから人生の節目は大切な思い出として記憶に留めたいものです。

自らの長い歳月を振り返る機会は少ないからこそ、人生の足跡を忘れないうちに書き残しておきたいものです。自叙伝を書くことにより、自分だけの人生を振り返る機会を持つことができます。しかし、自分の手で書くのも大変なので流行の生成AIを活用して音声データを文章化するのも一案だと考えます。後悔しない人生を節目節目で卒業できれば幸いです。



2025年3月17日月曜日

心理的安全性

 私が時々参加している早朝の勉強会で「心理的安全性」について意見交換する機会がありました。私自身もこの言葉を意識してこなかったのですが、実は1999年にハーバード大学のビジネススクールで教鞭を執るエイミーC.エドモンドソン氏が発表した論文の中で提唱されました。意味としては、組織やチームにおいて自分の意見や気持ちを安心して表現できる状態を指します。

心理学用語のようですが、対人関係のリスクを取っても安全だと信じられる職場環境を指すようです。社歴の古い日本企業は特に心理的安全性を無視した職場環境を長らく放置してきました。つまり、職場内の古い慣習が時代が変わっても無くならないために、平気でハラスメントが社内で見過ごされ上から目線が当たり前となり、社員のモチベーションを低下させる傾向にあるのです。

私自身も日頃感じるのは、既に退職した大企業OBが地域会などで幅を利かせるような態度や発言をするために、酒場で酔った勢いで仲間同士が口論になったりすることが時々あるのです。意見を自由に活発に出し合う建設的な環境づくりができない企業は今日良い会社とは言えないのです。日本企業は心理的安全性が高い組織を目指さなければなりません。

2025年3月14日金曜日

パワースポット

 日本のパワースポットでもある神社に参拝することは度々あります。2,30年ぶりに神奈川県内のパワースポットの神社である寒川神社へ参拝に訪れてきました。寒川神社は相模國一之宮と言われ全国唯一の八方除の守護神として1600年の歴史を持つ神社のようです。妻の希望で行きは茅ケ崎からタクシーで向かいましたが、運よく道路は渋滞もなく車は比較的スムーズに走りました。

一礼をして鳥居をくぐり左手の手水舎(てみずしゃ)で手を洗い、口をすすぎ、そして参道の真ん中の通り道を避けて御本殿へ向かって歩きます。神さまに願いをお伝えするためにお賽銭を静かに入れ、2回、90度になるぐらい深く礼をします。ゆっくり大きな動きで2回手を打ちます。そして願いを込めて祈り、最後に深く一礼して神前を下がります。

帰りにお守りを買い、願掛けの神馬(白い馬)絵馬に願い事を書いて飾った後に御朱印を戴き参拝を終えました。参拝者の願掛けを目にして、すがる思いで神社へ願い事に参拝者の訪れた様子が窺えました。私たちも寒川神社への参拝の目的はやがて向き合う諸事への厄除け祈願でした。昼食は心身ともに落ち着ける場所と言われる鎮守の杜Koyoで摂り、相模線の宮山駅から帰路につきました。



2025年3月13日木曜日

的確な判断

このところ欧米で金利を引き下げる動きがあります。一方の日本は徐々に金利を上げる日銀などの動きが感じられますが、世界情勢の動きを見ると徐々に日本との金利差が縮まる傾向にあり日本の景気上昇とともに円を買う動きになり、円高になることが予想されます。輸出企業にとっては円高は為替差損となり利益が削られます。しかし、円による購買力が強くなるので輸入価格が抑えられますので国民生活も改善されます。

トランプ政権は自国産業を保護するため諸外国からの輸入に関税を掛けますので米国への輸出は採算が厳しくなります。米国は景気を上げるために金利を下げると日米の金利差が円高をもたらすことになるかも知れません。日本の製造業は海外に工場を移しているので円高が直接国内経済に与える影響は過去とは違います。ただ中小製造業にとっては円高は収益が厳しいかもしれませんが原材料を安く輸入することができます。

日本企業が為替を146円前後に設定していることを考えれば、現在の円安状況から過度な円高にならない金融政策が必要と考えます。日本の輸出企業が未曽有の収益を上げている現在、賃上げの余力は有りそうですが、円高になると企業収益が厳しくなる可能性もあります。金利は徐々に上がっていかないと日本経済は強くならないと考えます。金融緩和が為替を円安に導いたためデフレを脱却できなかったのです。日銀の的確な判断に期待します。

2025年3月12日水曜日

残された人生

 これからの残された人生をどのように過ごすかは私自身にとっても切実な問題です。折角、そろそろ自由になるであろう時間を後悔しないよう消費したいものです。昨日は出身大学の関係で、海外留学生へ奨学金を支給する審査会に呼ばれて学生の面談をして参りました。卒業しても大学とボランティア活動を通じて関係を続けることは大変有意義なことでもあります。また長く働いてきた業界でOBとしてボランティア活動に招聘がありましたので参加したいと考えています。

公の時間はほどほどにしてプライベートの時間を有意義に活用したいと考えています。特に妻には長年精神的な苦労ばかり掛けてきましたので、妻にこれまでの借りを返すためにも残された人生を夫婦共々一緒にゆったりとした時間を過ごしたいと考えています。しかし、夫婦と言っても生い立ちも性格も趣味も違いますので、なるべく束縛しないでお互いに自由な時間を費やすことが大切ではないかと考えます。

人生の目的は自分のことばかりを優先しないで、見返りを求めず人の役に立つことも大切です。多くの人の支えがあって始めて現在の自分が存在していることを決して忘れないことです。微力ながら世の中の人に喜んでもらえる行動が残りの人生でできれば幸いです。僅かながらも恩返しのつもりで社会との関わり合いを続けて、社会的弱者の支援に少しでも関わることができればと考えています。


2025年3月11日火曜日

東日本大震災を振り返る日

東日本大震災から今日で14年目ですが、歳月が経過するのは早いものです。被災地となった大船渡市で先日は大規模な山林火災が発生しました。山林火災は延べ2900ヘクタールにも広がったようですが、計算してみますと東京ドームおよそ620か所分に相当します。東日本大震災も太平洋沿岸部へ広範囲に被災が及びましたが、大船渡市の山林火災も相当に拡大した模様です。この冬は異常乾燥注意報が続き、室内でも毎日のように加湿しなければならないほどでした。

昨年は能登半島でも大地震が起きて、さらに夏場には大水害で多くの人々が被災されました。自然災害は突然やってきますので、災害が発生してからでは人力で防ぐことは中々できません。日頃の防災訓練が欠かせないのはいざという時の行政や市民レベルでの避難行動が大切だからです。また最近は地下に埋設された下水道や水道の経年劣化による漏水で陥没事故の発生が増えています。やはり定期的な点検を欠かさないことが事故を起こさないための予防手段です。

被災者の声を聴くたびに我が事のように感じる毎日ですが、多くの被災された皆さんが悲しみから少しでも笑顔が戻りお元気になられることを祈るばかりです。東日本大震災から14年も経過すると世代も変わり巷では震災の話題も聴かなくなりますが、もっと被災地の歴史に関心を深めるべきではないかと考える次第です。戦争に関与しない日本だからこそ、日本人同士で御互いに心情的な思いやりを深めていきたいものです。本日を東日本大震災を振り返る日にしましょう。

 

2025年3月10日月曜日

成長するために

創業経営者は会社の行く末を誰よりも心配になるものです。経営者も人間ですから高齢になると馬力が徐々に無くなります。しかし、中小企業の事業承継は容易に次世代へ運べるものではありません。同じ業界でも経営者は一人で悩んで最終的には見知らぬ会社へ自社を売却したりするケースが多いように感じます。ご承知のようにM&Aの仲介業者は世の中に数えきれないくらい存在して日夜企業間を繋ぐビジネスを行っています。つまり、多くの中小企業が切羽詰まって事態の打開を図ろうとするのです。

私が思うに創業の経営者は常日頃から会社の将来の行く末を考えておくべきだと考えます。会社には家族を抱えた大切な社員がいるし、取引しているお客様もいます。会社は業界の競争に後れを取らず成長させなければ社員の昇給をすることもできません。これから先、人材不足が全産業に影響していきますので、事業の生産性と付加価値を向上させ利益率を上げて昇給の原資をつくり出さなければなりません。単なる横並びでは業界から消滅するかもしれません。

人は誰でも環境さえ与えれば自然に成長しますが、それだけでは競争に勝つことはできません。人的リソースを如何にして競争相手より磨いていくかが重要だと考えます。そのためにも経営者は日々常に模索しながら、自社にとってより良い事業承継を目指さなければなりません。会社は新しい血を入れて組織的に会社の革新を目指さなければ持続的に成長を維持することはできないのです。社員が成長すれば会社の成長するし、会社が成長すれば社員の成長します。要は会社の進み方次第です。

2025年3月7日金曜日

週末を迎えて

 昨日は久々の懇親会で夜遅くなり、スマホでブログを書き終えてから就寝しました。開催場所が温泉地でしたので久しぶりに昨夜と今朝方にはゆっくり温泉に浸かることができました。私自身も近頃は温泉に行く機会も少なかったのですが、絶好の日和の下、主催者の方のご配慮で温泉入浴も河津桜見物も存分に楽しめました。日々ビジネスや経済に振り回されることが多い昨今ですが、じっと静かに喧騒を避けて海を眺めながら過ごすのもビジネスマンにとって大切な息抜きではないでしょうか。

午後に帰宅して書斎の机でこのブログを書いていますが、楽しかったこの2日間はあっという間に過ぎ去り、メンバーも途中で解散して、それぞれ元に居場所に戻っていきました。現役で仕事をしているとどこにいても急な用事が飛び込んできますので、何が起きても臨機応変に気持ちを切り替えることが必要です。また中小企業を経営していると様々なトラブルも日常茶飯事に発生したりしますので、良いことも悪いことも発生したならば責任者は冷静に判断し対処しなければなりません。

さて週末ですが、日米ともにトランプ政権の発言により市況が混乱しているようです。他に日本国内でも様々な不運な事象が起きました。でも明けない夜は無いので、どうか多くの皆様方に置かれましては、希望を失わないで辛い日々を乗り切ってお元気にお過ごしいただきたいものです。これからの若い方たちを少しでも元気づけるために、メディアは些細な事でも明るい話題をもっと数多く報道すべきだと考えます。


2025年3月6日木曜日

生い立ち

 本日は日頃親しくしている4人と遠地で交流することになりました。お互いに会社経営する中での人物しか知らないということで、生い立ちから今日までそれぞれの自己紹介をすることになりました。

私は自叙伝を披露しましたので皆さんはご存知ですが、他の3人の方については生い立ちからの今日に至る過程にそれぞれの方が大変興味を持っていました。夕食を取りながら順番に語ってもらったのです。

人は断片的に知ることはできますが、これまでの人生を詳しく聴く機会は小説にしない限り細部について知らないのが普通です。4人平等だからこだわりもなく気楽に語り合えたのかもしれません。お互いの関係がより深まったように思われます。

2025年3月5日水曜日

本日のニュースより

 中国の第14期全人代の第3回会議が本日5日の午後より開幕しました。同時に米国でもトランプ大統領の施政方針演説が議会でなされました。両首脳とも経済を最優先の課題とみているようです。中国は現在かつての日本と同じように不動産バブルがはじけて低成長を余儀なくされていますので、米中経済摩擦が再燃しかねない中での両首脳の新年度への抱負は注目に値します。日米ともに株式市場の不安定な状況も経済の先行きが不透明であることを象徴しています。

財政赤字がGDPの200%を超える日本と違い、中国の財政赤字はGDPの5%くらいのようですから国家財政は日米以上に安定していると思われます。同じ資本主義経済でも政治が独裁的なので経済への国家の関与度合いが違います。中国の場合、国内市場は諸外国とは比較にならないほど巨大ですし、国内企業の輸出力は価格競争力においてもずば抜けています。日本も米国も今や同じ土俵で中国と互角に戦えないのが現状です。製造業の力の差が歴然としているのだと考えます。

中国発のDeepSeek(ディープシーク)のような世界経済への衝撃は今後もあり得ると考えるべきです。中国の国家がどこまで関与しているか分かりませんが、国有企業に補助金を出して産業育成を国家主導で行っているのは事実です。EV事業もあっという間に世界市場を制覇しつつあります。半導体産業においてもいずれ中国が台頭してくることは間違いないと考えます。貿易においても敵対的に臨むよりも持ちつ持たれつの関係を維持したいものです。


2025年3月4日火曜日

人生

もう20年くらい朝4時起きでラジオを聴いていますが、時折3時前後から歌を聴くこともあります。おそらく仕事柄、就寝時間が一定になってきたからなのでしょう。かつて40歳前後の頃は毎日帰宅時間が遅くて就寝時間も日によってバラバラでした。

当然、睡眠時間が短くて起床も辛かったし、帰宅時は電車の中でウトウトして乗り過ごすこともありました。今考えると年齢も若くて体力もあったので長時間労働にも耐えられたのだと考えます。よく36年間も現役で社長を続けられたものです。

幸いにも無事引退への花道を歩むことができました。同業者からは安定した会社を手放したことを勿体無いと言われますが、私としては世の中三方良しで事業承継をまとめ上げられたと考えています。要は仕事だけでの人生で終わりたくなかったのです。

2025年3月3日月曜日

私の忘れられない日

3月1日(土)はお天気も良く、久しぶりに妻と外出しました。たまたま用事があり初めて訪れる駅で降車したのですが、終日沿線を行き来する中で思いがけないことが起きました。この日に起きた出来事についてはいつか機会があれば話したいと考えていますが、本日は妻から急に「忘れられない日」だと諭されましたので、過ぎ去った3月1日についてお話します。実は2005年3月1日、会社がまだ復興の途上に私は二俣川(神奈川県)の県立がんセンターへ極秘に入院し腹部の手術をしました。

もし、ステークホルダーに入院して手術することが知れれば、会社の経営不安が噂され取引にも大きな影響が出かねなかったからです。同日の3月1日は次女の大事な大学卒業式でもありました。妻も当日が私の手術の日で卒業式にも出席できず次女にも心残りをさせてしまったのです。それほど大事な日を私自身はすっかり忘れてしまっていたのです。一昨日、二俣川駅に降りた時に妻は辛い過去の出来事を思い出したようで、妻からその話をされて私も20年前のがんセンターでの手術のことをふと思い出したのです。

忘れられない日なのですが、私は辛く悲しい過去の出来事も忘れる性格のタイプのようで、妻から諭されるまではこの2005年3月1日のことを全く記憶していなかったのです。実はがんセンターにたどり着くまでに疾病不明ということで二つの病院を紹介状を通じて経由したのですが、がんセンターでの手術中の臨検では単なる脂肪の塊という診断だったのです。癌だったならばとっくにこの世にいない筈ですが、この時は会社にも家族にも大変心配をかけました。私にとって忘れられない日です。