3月1日(土)はお天気も良く、久しぶりに妻と外出しました。たまたま用事があり初めて訪れる駅で降車したのですが、終日沿線を行き来する中で思いがけないことが起きました。この日に起きた出来事についてはいつか機会があれば話したいと考えていますが、本日は妻から急に「忘れられない日」だと諭されましたので、過ぎ去った3月1日についてお話します。実は2005年3月1日、会社がまだ復興の途上に私は二俣川(神奈川県)の県立がんセンターへ極秘に入院し腹部の手術をしました。
もし、ステークホルダーに入院して手術することが知れれば、会社の経営不安が噂され取引にも大きな影響が出かねなかったからです。同日の3月1日は次女の大事な大学卒業式でもありました。妻も当日が私の手術の日で卒業式にも出席できず次女にも心残りをさせてしまったのです。それほど大事な日を私自身はすっかり忘れてしまっていたのです。一昨日、二俣川駅に降りた時に妻は辛い過去の出来事を思い出したようで、妻からその話をされて私も20年前のがんセンターでの手術のことをふと思い出したのです。
忘れられない日なのですが、私は辛く悲しい過去の出来事も忘れる性格のタイプのようで、妻から諭されるまではこの2005年3月1日のことを全く記憶していなかったのです。実はがんセンターにたどり着くまでに疾病不明ということで二つの病院を紹介状を通じて経由したのですが、がんセンターでの手術中の臨検では単なる脂肪の塊という診断だったのです。癌だったならばとっくにこの世にいない筈ですが、この時は会社にも家族にも大変心配をかけました。私にとって忘れられない日です。
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