2026年7月22日水曜日

競争原理

完全に企業をリタイアして考えるに、経営は運にも恵まれなければならないが、経営者に同業他社との競争意識が常に必要である。私も社長になりたての頃は、周囲にはそうそうたるライバルが存在しました。残念ながら自分の会社は業界でも底辺レベルで、同業他社に競争で勝つことは至難の業であった。人材しかり、資金面しかり、取引先しかり、ライバルに競って勝てる要素は殆どなかった。

しかし、「継続は力なり」で地道に努力していれば、いつか運が向いてくるようである。事実、昔のライバルは姿を消してしまったり、成長が鈍化して経営がマンネリ化するとともに企業としての魅力も維持できなくなる。なぜそうなったかと考えると、業界内でいつのまにか仲良しクラブ化して、ライバル同士が持ちつ持たれつの関係になってしまうからだと思う。

株価を見ても、成長する企業なのか、業績を伸ばし続ける企業なのかによって、株価は先々を読んで反応する。日本政府は成長戦略を掲げたりするが、資金を出して厳しく競争させるようなことはしない。投資に対する責任の度合いが薄く、様子を見ているだけのような気がする。骨太方針も成長分野を掲げているが、市場に競争原理が働かないと、おそらく効果は薄いだろう。日経の「競争設計」の記事を読んでそう感じた。

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