2020年5月19日火曜日
鏡
結婚生活も長いと妻との関係も惰性で毎日を過ごしているようなものですが、夫婦で今まで経験したことのない2か月近くを自宅で一緒に過ごすと、普段は気付かなかった相手の欠点がぼろぼろと鏡に映し出されます。言葉遣い一つでも日々妻に注意されることで、会社内では注意されないような自分の失言を一刀両断に諭されることでハット我に返って反省したりしています。人は他人の欠点を面と向かって直接批判することはなかなかしません。つまり他人を批判しても人間関係がまずくなるだけで、自分にとって何の得にもならないからです。しかし妻は夫が他人から批判されることを避けようとするので気が付いたら夫を正すわけです。もし何も言ってくれる人がいなければ、おそらく現在の自分の存在はないだろうと思います。以前も話したと思いますが、私は社長になってからずっと何でも相談できる顧問の方をご意見番として雇ってまいりました。これも同じことで、人生の先輩に謙虚に学ぶことで自分自身の社長教育にもなると考えたからです。現在も顧問OBの方には逐次状況の報告をしていますが、私にとって何にも代えがたい貴重な存在だと感じています。今読んでいる「1兆ドルコーチ」という優れた書籍が私の手元にありますが、まさに私自身が師と仰いできたこれまでの顧問の存在と似ているのです。経営は一人では未熟なもので終わるので、常に自分自身を他人を鏡にして磨き続けなければならないと思います。社外から判断されるのは会社というより経営者自身だからです。今日も最後までお読みいただき有難うございました。
2020年5月18日月曜日
チャンス
毎日が家籠りで変化がないと、日にちも曜日の感覚も薄れます。家内がこのところ毎日、惚けのチェックなのか聴いてきますが、ややもすると間違えかねません。失礼ながら自由業の作家も毎日がこのような生活なのかと考えたりします。在宅勤務だと食事時間の間隔も短く感じられて食間に空腹感があまりありません。さて話は変わりますが今回のコロナによる在宅勤務は、仕事と生活を両立しながら苦労していた子育て中の女性にとって願ってもない機会の到来を招いたような気がいたします。一方で日本はホワイトカラーの生産性が欧米諸国と比べて極めて低い原因も幾らかテレワークの効果で解消されると思います。実際、今回の長い在宅勤務期間で日常の仕事が可能であることを実感した企業や社員も多いのではないでしょうか。今後、様々な分野で一気にオンライン化を進めて、時代の流れをコロナ前に戻すべきではないと考えます。時間と場所の考え方が大きく変化することで、デジタル時代のビジネスを後押しするものと思います。国民がIT化になれることで、遅れていたキャッシュレス経済もデータの活用も予想以上に早く進むものと考えます。IT後進国と言われている日本にとって、世の中を変える最大のチャンスだと考えるべきではないでしょうか。
2020年5月15日金曜日
貧困
先進国と言われる日本でも7人に1人の子どもが貧困だと言われています。しかし実際は、子どもが人に貧困を見せなかったり、貧困で親を恨んだりしないから表面化しないだけのようです。今朝もウォーキングで公園を散歩してきましたが、犬を連れて歩いている人が何人かいました。ペットの犬にとって世の中で飼い主は一人だけです。ですから自分の親だと思って飼い主に忠実で懐(なつ)きますし、他人は明確に他人と判断しますので懐(なつ)く度合いも飼い主とは全く違います。つまり人間の子どもも同じで、父親も母親もこの世に1人しかいませんから、親の愛情が注がれれば子どもは素直に受け入れるわけです。子どもは4歳になったら親を許す感情を持っているそうです。「三つ子の魂百まで」という諺がありましたが、実際は4歳になったら賢くなるのでしょう。両親が自分たちの都合で夫婦喧嘩しても子どもは両親を許せるほど冷静さを有しているようです。生活に困窮しても、外でいじめに遇うから虐待を受けても他人には決して貧困を見せないようです。その意味で子どもは両親のよき理解者であるわけですが、それをわからないのが人間の親たちのようです。人間は動物の親子の関係に、もっと謙虚に見習うべきだと思います。今回こんな話をしましたのは、たまたま児童文学作家の中島信子さんの話を聴いたからです。隠れた貧困の子どもたちを、親身に相談に乗ったり救っている人たちがこの世にいることも知っておきたいものです。
2020年5月14日木曜日
返済
新聞奨学生という勤労学生に対する新聞社の奨学金制度が当時もし無ければ、おそらく大学進学は出来ずに高卒で働いていたと思います。新聞購読数の減少で現在も当時と同じ奨学生制度があるのかは定かではありませんが、他の多くのアルバイト先でも勤労学生向けに奨学生制度を設けたらどうかと思ったりします。そのほかに日本育英会の特別奨学金や大学の返済不要の奨学金もありましたので、当時の方が経済的に恵まれていたかもしれません。国の奨学金制度は返済を要しますが、中には生活が困難で返済が滞っているという話も聞きます。何故そのような事態になるのか理解できませんが、累積すると奨学金の返済額も多額になるので、計画的に自己資金の見通しを立てなければ返済も難しくなるはずです。貯めなければ返済できないのですが、借金を自分のお金と勘違いして不要不急の消費に使っている人もいるのではないでしょうか。長年、会社の経営をしてきて感じるのは、内部留保を厚くして財務体質を強くしなければならないという事です。その意味では個人の生活も同じです。今回の新型コロナウイルスの影響で資金がショートするという惨事に多くの企業が見舞われ、様々な国の救済制度が発動されていますが、企業経営においても日頃の準備が如何に必要であるかが改めて理解させられます。
2020年5月13日水曜日
サービスの変化
近頃はコロナ感染リスクを避けて、飲食店への集客が減ったことでデリバリーやテイクアウトのサービスが多くなりました。この機会なので使ってみましたが、お店で食べるのとは場所の違いなのか、外食という楽しい雰囲気に比べるとやはり何か欠けているような印象を抱きます。外食は上げ膳下げ膳でお客様気分に浸れますが、自宅だとデリバリーやテイクアウトで味は変わらずとも後片付けだけは残ります。同じ料理でも場所が違えば雰囲気で美味しく感じるのでしょう。今後は飲食店のサービスとして、ネットで注文して特定の場所へデリバリーされたり、テイクアウトのサービスが当たり前となって増えてくることでしょう。消費者としては便利ですが、同様のサービスでご商売される業者の方は競争が激しくなると思います。しかし特定のお店でしか味わえないような料理は残ると思われます。我々のITビジネスも同様に、他社と同じようなサービスビジネスでは競争にさらされるので、自社の技術を如何に差別化したサービス事業に展開していくかが問われてくるでしょう。テレワークが浸透したことで今後、企業やビジネスマンの時間の使い方が大きく変化してくると思われます。従来のような時間やお金の消費の仕方は一段と効率化されていくと考えます。集団で弱点を補うことよりも、各々が鍛えて強くなって相手を倒すような強いチームの存在が必要とされるでしょう。
2020年5月12日火曜日
ラジオ深夜便
「早起きは三文の徳」と言いますが、小中高の時は朝寝坊で家族から叩き起こされることもしばしばありました。そんな自分が上京して早朝の新聞配達の仕事が務まるのだろうかという一抹の不安もありました。予想通り、朝寝坊して店主からも怒鳴られることも確かに何度か経験したことがあります。屁理屈を言っても仕方がないのですが、受験勉強で夜更かしも多かったので早朝の起床はとても辛らかったのです。翻って現在は歳をとったせいか、朝寝坊などまったく関係なくて普段から起床が早いので、細君からはご近所のことを考えてじっと横になっているように諭されたりするわけです。前置きが長くなりましたが、私はいつも3時59分からラジオ放送を聴くのが日課のために、早い時は3時ごろに目が覚めたりするのです。まだ新聞も届かない時間ですが、新聞入れに届くと嬉しいものですぐ手に取ったりするのですが、かつての若い頃に朝寝坊して新聞を配達すると「遅いぞ」と言わんばかりにお客様がすぐに取り出すのに、こちらは待たせたことが申し訳ない気持ちで一杯でした。配達が朝早くて「ご苦労さん」という有難い気持ちが伝わるのとは大きな違いです。今朝も、幕末から明治初期に活躍した勝海舟の夜叉孫に当たる高山みな子さんという方による、勝海舟にまつわるエピソードをインタビューとして聴きましたが、初めて耳にした歴史的なことも多くて、今回の放送時間も最高のひとときでした。是非、皆さんにもNHKラジオ深夜便の聴き逃しコーナーをお勧めいたします。明けても暮れてもメディアではコロナウイルスのニュースばかりで元気がなくなりますが、ちょっとした時間に深夜のラジオに耳を傾けるのも気が紛れて良いものです。
2020年5月11日月曜日
事件の涙
在宅勤務で増えたのはテレビを観る時間が長くなったことです。それ以前もテレビ好きな私は休日はテレビ漬けでもありますから、今回のように在宅勤務が続く場合はなるべく良い番組を選んで観ています。昨日の日曜日は朝から見たい番組ばかりですが、BS1の夜に放送された「事件の涙」をご覧になった人はいますでしょうか?番組の内容説明は省きますが、「世田谷一家殺害事件」「雪印食品牛肉偽装事件」「順天堂医院赤ちゃん取り違え事件」「新大久保駅転落事故」など世の中に起きた一部の事件ですが、忘れそうで忘れてはならない事件であり、事件後に家族の行く末はどうなっているのか、事件の発生を再び考えさせられる内容のものでした。防犯用の監視カメラが普及せざるをえない世の中に変わったのも、食品偽装事件を契機に業者による隠匿されたものが噴出した事件も多々ありました。一方、赤ちゃん取り違え事件は是枝映画作品のモデルにもなりました。新大久保駅転落事件は立派な韓国人留学生の行動に感動したものです。日本の社会も私たちが子どもの頃とはずいぶん変わりました。かつてと比較して大きく状況が変わってきているのは、家族関係も含めて地域社会に残虐な事件が多くなっているという悲しい現実が存在することです。どこに社会的な根本原因があるのか分かりませんが、政治・経済も含めて人間同士の不信感が積もり積もって人々の生活に格差をもたらし、終いには事件に発展しているのではないか考える次第です。人間が生きていくうえで何が優先すべき重要なものかを、常に行動を起こす前にじっくり考えなければ取り返しのつかないことになります。過去の歴史や経験を踏まえて、今一度深く肝に銘じなければならないと思います。
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