2020年5月12日火曜日

ラジオ深夜便

「早起きは三文の徳」と言いますが、小中高の時は朝寝坊で家族から叩き起こされることもしばしばありました。そんな自分が上京して早朝の新聞配達の仕事が務まるのだろうかという一抹の不安もありました。予想通り、朝寝坊して店主からも怒鳴られることも確かに何度か経験したことがあります。屁理屈を言っても仕方がないのですが、受験勉強で夜更かしも多かったので早朝の起床はとても辛らかったのです。翻って現在は歳をとったせいか、朝寝坊などまったく関係なくて普段から起床が早いので、細君からはご近所のことを考えてじっと横になっているように諭されたりするわけです。前置きが長くなりましたが、私はいつも3時59分からラジオ放送を聴くのが日課のために、早い時は3時ごろに目が覚めたりするのです。まだ新聞も届かない時間ですが、新聞入れに届くと嬉しいものですぐ手に取ったりするのですが、かつての若い頃に朝寝坊して新聞を配達すると「遅いぞ」と言わんばかりにお客様がすぐに取り出すのに、こちらは待たせたことが申し訳ない気持ちで一杯でした。配達が朝早くて「ご苦労さん」という有難い気持ちが伝わるのとは大きな違いです。今朝も、幕末から明治初期に活躍した勝海舟の夜叉孫に当たる高山みな子さんという方による、勝海舟にまつわるエピソードをインタビューとして聴きましたが、初めて耳にした歴史的なことも多くて、今回の放送時間も最高のひとときでした。是非、皆さんにもNHKラジオ深夜便の聴き逃しコーナーをお勧めいたします。明けても暮れてもメディアではコロナウイルスのニュースばかりで元気がなくなりますが、ちょっとした時間に深夜のラジオに耳を傾けるのも気が紛れて良いものです。

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