2020年5月8日金曜日

コーチング

今から30年前にある人の紹介でT百貨店の食品部長を最後に定年を迎えられた方を顧問に迎えました。理由は私自身がまだ未熟な経営者で自分のマネジメントのやり方に自信がなかったために、遠慮なく意見を具申してくれる方の存在が必要だったからです。私自身まだ30歳半ばの頃でした。その後も何人もの顧問の方を側近に抱え続けてきましたが、今となっては歴代の顧問の方たちに感謝あるのみです。今の私の年齢で他人のために献身的に経営のサポートをされていたことを考えますと、私自身も何らかの恩返しをどこかにしなければならないような思いをしています。新型コロナウイルスの襲来でこれまでと社会が劇的に変わっていくことは間違いありません。不透明な時代に必要とされるのは、長年の経験に基づいた的確なコーチングではないかと考えます。たまたま数日前に手に入れた書籍のタイトルが「1兆ドルコーチ」というものです。アップルのスティーブ・ジョブズ、グーグルのエリック・シュミット、ラリー・ペイジが共通の師と仰ぐ方のことが書かれたものです。人は誰でも周囲の支えがなければ、人生でも会社経営においても決して順調に進むことはあり得ません。つまり何歳になっても常に経験者の言に耳を傾ける謙虚さを失わない姿勢が大切だということです。これからは様々な場面でコーチングという役割が世の中に必要とされるだろうと考えます。私も微力ながら社会に少しでも貢献できれば幸いだと感じています。

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