2020年5月29日金曜日

早朝のラジオで、タレントのサヘル・ローズさんという方のインタビューを1年ぶりに再度聴きました。ブログで紹介はしなかったと思いますので、感想を少し書かせていただきます。サヘルさんは1989年2月にイラン・イラク戦争の空爆で壊滅、13人の家族の中で一人だけ生き残った方です。その後、ボランティア団体としてテヘラン大学から来た養母に育てられて現在、日本でタレントとして活躍されています。聴いていてとても印象に残ったことは、彼女の養母に対する愛情表現と弱い自分を大事にするという人間としての志でした。実母は亡くなられたのですが、昔から「産みの親よりも育ての親」と言います。私も両親がいながら幼少時から祖父母に育てられましたが、先ずは親孝行は祖父母からという思いが最後までありました。自分の親は子どもを育ててなくても産みの親であることは間違いないので、祖父母がこの世を去った後に親の面倒を見ることにしました。育ててくれた親が大事だというサヘルさんのお気持ちがとてもよくわかります。さらに「弱い自分を大事にする」という話もすごく立派な考えだと感じました。兎角、人は他人と比較して自分を卑下したり、自分を責めたりしますが、自分の事を大切にされている心得をお聴ききして、さらに感動を覚えました。話を聴いているうちに、いつか私もイランへ行ってみたいと思った次第であります。

1 件のコメント:

  1. 私もサヘルさんの講演会に行き、共感した者の一人です。

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