2020年5月14日木曜日

返済

新聞奨学生という勤労学生に対する新聞社の奨学金制度が当時もし無ければ、おそらく大学進学は出来ずに高卒で働いていたと思います。新聞購読数の減少で現在も当時と同じ奨学生制度があるのかは定かではありませんが、他の多くのアルバイト先でも勤労学生向けに奨学生制度を設けたらどうかと思ったりします。そのほかに日本育英会の特別奨学金や大学の返済不要の奨学金もありましたので、当時の方が経済的に恵まれていたかもしれません。国の奨学金制度は返済を要しますが、中には生活が困難で返済が滞っているという話も聞きます。何故そのような事態になるのか理解できませんが、累積すると奨学金の返済額も多額になるので、計画的に自己資金の見通しを立てなければ返済も難しくなるはずです。貯めなければ返済できないのですが、借金を自分のお金と勘違いして不要不急の消費に使っている人もいるのではないでしょうか。長年、会社の経営をしてきて感じるのは、内部留保を厚くして財務体質を強くしなければならないという事です。その意味では個人の生活も同じです。今回の新型コロナウイルスの影響で資金がショートするという惨事に多くの企業が見舞われ、様々な国の救済制度が発動されていますが、企業経営においても日頃の準備が如何に必要であるかが改めて理解させられます。

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