2020年5月19日火曜日

結婚生活も長いと妻との関係も惰性で毎日を過ごしているようなものですが、夫婦で今まで経験したことのない2か月近くを自宅で一緒に過ごすと、普段は気付かなかった相手の欠点がぼろぼろと鏡に映し出されます。言葉遣い一つでも日々妻に注意されることで、会社内では注意されないような自分の失言を一刀両断に諭されることでハット我に返って反省したりしています。人は他人の欠点を面と向かって直接批判することはなかなかしません。つまり他人を批判しても人間関係がまずくなるだけで、自分にとって何の得にもならないからです。しかし妻は夫が他人から批判されることを避けようとするので気が付いたら夫を正すわけです。もし何も言ってくれる人がいなければ、おそらく現在の自分の存在はないだろうと思います。以前も話したと思いますが、私は社長になってからずっと何でも相談できる顧問の方をご意見番として雇ってまいりました。これも同じことで、人生の先輩に謙虚に学ぶことで自分自身の社長教育にもなると考えたからです。現在も顧問OBの方には逐次状況の報告をしていますが、私にとって何にも代えがたい貴重な存在だと感じています。今読んでいる「1兆ドルコーチ」という優れた書籍が私の手元にありますが、まさに私自身が師と仰いできたこれまでの顧問の存在と似ているのです。経営は一人では未熟なもので終わるので、常に自分自身を他人を鏡にして磨き続けなければならないと思います。社外から判断されるのは会社というより経営者自身だからです。今日も最後までお読みいただき有難うございました。

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