2020年5月20日水曜日

商売

もう10年近く通っている床屋さんと、たまたま隣接しているクリーニング屋さんとは長い付き合いですが、毎日多くのお客様と接しているにも拘らず、床屋さんからは「いつもの通りですか?」と散髪する前に聞かれたり、クリーニング屋さんは会員カードを見せなくても顧客番号まで覚えられたりと、こちらの方が感心しています。商売をする上で顧客の特徴を知ることは鉄則なのでしょうが、商売人としての積み重ねられた意識の高さに気づかされます。今朝も7時ごろにコンビニへ買い物を頼まれたのですが、近くにありながらもどうしても行きたくないコンビニの店舗があります。理由はもう10年以上前にオーナーの対応に嫌な思いをしたからです。顧客の印象を変えることは容易ではないという事を、私自身が顧客の立場で経験して学んでいる気がします。サラリーマン時代に会社の不始末でクレームの終息に大変苦労をしたことがあり、信頼を取り戻すことの大変さは経験上よくわかります。大事な事は常に相手の立場で考えることなのですが、人間はどうしても後先を考えず自分中心に言動しがちです。「人のふり見て我がふり直せ」と幼い頃の祖母の教えが今でも浮かんできます。商売は本当に難しいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿