2025年11月27日木曜日

外国との付き合い方

かつて大学生の頃に京大の高坂正尭教授の話を聴く機会がありました。ところが先日、某新聞のコラムに高坂先生の素晴らしいお言葉が記されていましたので、私自身生成AIで再度詳しく調べてみました。私の問いの内容は高坂先生の考える外国との付き合い方(外交思想)の要点を知りたかったのです。お互いに勉強しましょう。


1.「節度あるリアリズム」

 ・理想主義でも、過度な現実主義でもない中庸を重視。

 ・国家利益を現実的に判断しつつ、倫理や国際協調も尊重する姿勢。


2.同盟(特に日米同盟)の現実的な重視

 ・日本単独では安全保障を維持しにくいため、同盟は不可欠と考えた。

 ・ただし「盲従」ではなく、日本としての主体性を持つことが前提。


3.国際協調と多角的な関係構築

 ・日本は周辺国と歴史的・地政学的な緊張を抱えるため、米国だけでは

  なくアジア諸国や欧州ともバランスよく関係を築くべきと主張。


4.「海洋国家」としての日本の立場を意識

 ・日本は貿易で成り立つ国家であるため、海洋の安全・自由な国際秩序

  の維持が死活的に重要だとした。


5.感情的なナショナリズムに対する警戒

 ・外交は感情ではなく「冷静な判断」が必要。

 ・国民感情に寄りかかり過ぎる外交は危険と指摘。


  以上



 


2025年11月26日水曜日

家族関係

 不朽の名作とも言える芸術作品を世に出すアーティストは本当に凄いと思います。音楽、演劇、絵画、映画、小説など上げたらきりがありませんが、モーツアルトやベートーベンのクラシック音楽など200年以上も前に作られた作品が現代にも通用していることは凄いことです。名画といわれる映画も不朽の作品といえるものも存在しますが、現代人はクラシックなどに親しむほどにはあまり鑑賞しないのではないでしょうか。

子どものころに映画を見る機会があまりなかった時代には学校で映画鑑賞の機会が時々ありました。大人になってから再度同じ映画を観る機会もありましたが、体に沁みる感じ方が子どもの頃とだいぶ違っていました。その点はほかの芸術作品においても同じだと思います。この歳になって妻と二人で毎日就寝前にTV録画を観て過ごしていますが、大体感じ方は共通しているようです。

我が家は二人とも田舎育ちなのでどちらかというと内心素朴さがあります。TV番組も「ポツンと一軒家」とか「小さな村 イタリア」「人生の楽園」など決まった番組を二人で楽しんで観ています。どの作品も共通しているのは家族を大事にするし、家族関係や家庭環境がとても良いことです。人間がまともに育つには素晴らしい家族関係の存在が必須です。


2025年11月25日火曜日

スピード昇進

11月23日(日)の大相撲九州場所はウクライナ出身力士、関脇・安青錦が初優勝しました。我が家でも、土曜日に安青錦が横綱・豊昇龍を破って互いに11勝3敗、 横綱・大の里が大関・琴桜に敗れて11勝3敗で3力士が並びましたので、翌日の千秋楽が3人の優勝争いとなり大変楽しみでした。しかし、当日になって横綱・大の里が急遽休場となり横綱・豊昇龍が不戦勝となって一足先に12勝3敗となりました。

千秋楽最後の取組で関脇・安青錦が大関・琴桜を破り12勝3敗で横綱・豊昇龍と並び、12勝3敗同士で優勝争いとなったのです。前日に関脇・安青錦に敗れていた横綱・豊昇龍は今度こそという強い気持ちで優勝争いに臨んだと思いますが、結果は再び関脇・安青錦が横綱・豊昇龍を破って初優勝を飾りました。我が家ではウクライナ出身の関脇・安青錦を応援していましたので、夫婦で大喜びをした大相撲の千秋楽でした。

昨日は娘が打ち合わせのために「みなとみらい」へにやってくることになっていたので、我々夫婦も現地で待ち合わせのため出かけました。関脇・安青錦の初優勝の翌日でもあり、天気も快晴となり大変気分のいい一日でした。ウクライナ出身の関脇・安青錦は3年前に来日してスピード昇進で三役入りし、小結・関脇とひと場所で来場所は大関になるだろうと予想されています。また大相撲の楽しみが増えた先週の出来事でした。


2025年11月21日金曜日

造船について

高市政権の成長戦略の中に日本の造船業を強化しようという狙いがあります。四方を海洋に囲まれている日本は空路輸送は勿論ですが、大半の輸送は船舶によるものです。船舶輸送は様々な種類の船舶によって物資が輸送されます。たまたま娘が海運業に勤めていましたので毎年カレンダーで目にする船舶の種類にも注目していました。かつては海運業と共に造船業も日本は世界一でしたが、現在の造船業は中国や韓国が中心です。

安全保障上も造船業を国内で強化させることは大変重要な国家戦略だと考えます。造船業において船舶の種類は多岐にわたります。防衛省が調達する船舶から民間用の船舶まで実に様々です。半導体製造と同様に造船も高度な技術が要求されるので蓄積された技術が重要です。かつて世界一だった日本の造船業が中国や韓国に後れをとったのは国家戦略事業としてこなかったからです。 

周囲を海に囲まれた日本は海洋王国として独自の産業で強みが発揮できるからです。半導体産業も造船業も海外と比較して技術的に周回遅れとなっている面もあるでしょうが、日本の将来を支える技術として重要な産業の柱になるのではないかと考えます。海洋資源探査船などもレアアースを採掘するうえで必要とされています。国家戦略としての強化を期待しています。

2025年11月20日木曜日

挑戦すること

 成功者を妬んだり羨まがったりするのは人として普通です。人への嫉妬が自分の願望に変わり、目標となりチャレンジする行動に進めればいいのですが、そう人生はうまくいかないようです。1975年に35歳でエベレスト初登頂に成功した登山家の田部井淳子さんも、自分一人がエベレスト登頂の成功者となり世間から脚光を浴びたことで、一緒にエベレスト登山を目指した女性登山家の仲間から嫉妬され精神的にも病でも大変な苦労されたようです。

映画は田部井淳子さんをモデルにフィクションとして作られたものですが、一人だけが物事の成功を収めると周囲は嫉妬するのが普通です。登山家も冒険家も自らの偉業を果たすために単独で危険を承知で実現に臨みますが、有名な登山家や冒険家が単独で挑戦して嵐などに遭遇して帰らぬ人となったことは少なくないのが現実です。当時は女性登山家が少なかった時代でもあり単独でのエベレスト登山は難しかったのでしょう。

事業においても成功した人が疎まれることは普通です。しかし、事業でも成功と失敗は表裏一体で、事業で成功を収めることはたまたま偶然に幸運に恵まれただけで、一般的には至難の業であり大成功は稀れだと感じています。だからこそ、人生でチャレンジすることに意義があるのです。誰しも失敗はしたくないのですが、不運にも危機に遭遇して成功を掴み損なうことはあります。命を落とさなければ何でも挑戦していいのではないでしょうか。

2025年11月19日水曜日

本日の出来事


本日は定期的な妻の通院に付き添いましたが、病院内で見かけたまだ首の座らない赤ん坊を抱っこした若い母親 を見て、ふと生後100日を経たばかりの長女を妻が抱きかかえて九州の長崎から北海道の札幌へ戻ってきた当時を妻と二人で思い出しました。気が付いてみると我が長女も今や中年となり、我々老人夫婦を後ろから追いかけて生きてきたようなものです。

最近は2か月に一度の通院となりましたが、大病院であるゆえに毎度外来の患者さんの多さに驚きます。エレベーターに乗ろうとしたところ、大勢の中国人来院者でしばらく乗れないような状況でした。医療の見学なのか研修なのかわかりませんでしたが、昨今のぎくしゃくした日中関係がふと心に浮かんできました。政治による行き違いは社会に様々な悪影響を及ぼします。

「覆水盆に返らず」ということわざがあるように、一度起きたことは元に戻すことができないので、重要な局面において政治家は最善の注意を払って発言しなければなりません。相手の信頼を回復することは容易ではないので発言においては細心の心がけが必要です。病院経営も多くの患者さんの支えがあるから成り立つのです。丁寧な対応の医師に感銘しました。



2025年11月18日火曜日

本日の学習

昨今、様々なストレスで悩む方が多い時代となりましたが、本日は某経営者の勉強会で「心の回復 6つの習慣」というテーマでご専門の方の講演を聴きました。交流分析を使って自分自身を知るということで講演の前にエゴグラムの50項目によるアンケート調査がありました。エゴグラムの結果で自分自身のパターンが表現されるとのことでした。

ちなみに私の分析結果は「わいわいパターン」で、特徴として・明るく楽しい雰囲気の人に見られる・自他ともに肯定的・自分勝手になりやすいので、物事を冷静に判断し、それに基づいて行動したり、自分の本当の気持ちを抑えて周囲の期待に沿おうと自然な感情を出さない面が低いので改善する必要があるとのことでした。

確かに私が自分を知る部分で該当する面がありましたので、自分自身を知り今後弱点を補う手法として参考になりました。生きているとストレスはつきものですが、感情の受け止め方は人それぞれです。人との交流をスムーズにするためには相手を理解することも大切ですが、自分自身を知ることで弱点を補うことが可能となるようです。今後の参考にしたいと思います。