2025年12月12日金曜日

ハイキング

 若い頃はマラソンに参加することが楽しみでしたが、最近は専らウォーキングが中心になってきました。マラソンとウォーキングでは体力の消耗度が全然違いますが、今では走っているランナーを見ると凄い体力だなぁと感心します。本日は旧友と10年ぶり以来の山登りをしてきました。低山なのでハイキングと呼んでもいいのですが、久しぶりの山登りはかなり疲れました。

かつてはハイキングも楽々でしたが、すれ違うハイカーのスムーズな歩きを見て気軽に山登りを楽しむ姿に自分自身との体力の違いを見せつけられたような気がしました。「継続は力なり」でハイキングでも普段から歩き慣れていないとかなり体力を消耗します。今日は練習のつもりで低山を登りましたが、3時間半のハイキングをやっと終えてホッとしました。

最近はウォーキングやジムに通う人たちは増えていますが、低山登りを兼ねてのハイキングもすれ違うハイカーと挨拶したり、時には世間話をしたり、普段はすれ違う人と挨拶を交わすことはありませんが、山登りやハイキングなどでは見知らぬ人と気軽に挨拶することが多く非日常の経験ができます。初日で疲れましたが歩数計では18000歩くらいでいい運動でした。


2025年12月11日木曜日

もっと知りたい

年老いてくると、よく一生かけても外国はおろか日本中の名所旧跡を回ることはできないだろうと言われます。 また灯台下暗しとも言われます。実は本日、某団体の見学会で東京都が運営する水素情報館「東京スイソミル」と一般に入れない海ほたるの地下道の視察へ行ってきました。関東圏内にも知る人ぞ知る、もっと知りたい「灯台下暗し」と言える箇所があるのです。

次世代エネルギーと言われる水素エネルギーの将来的な可能性を本日あらためて理解できました。実は燃料電池というエネルギーは200年前に発明されました。子どもの頃は米国の水爆実験など水素は危険なものという印象がありました。将来的には化石燃料や再生エネルギーを超えるエネルギーとして活用される無限の可能性を感じました。

二か所目は川崎と木更津を結ぶアクアラインがシールド工法によって完成するまでの道のりと、火災が起きた場合の緊急避難通路を見学しました。アクアラインは3車線ありますが、将来のためにもう一車線ができるように予備の道路が存在しました。全長10キロのトンネルで火災が起きた場合の緊急避難通路まで完備されていました。参加できて良かったです。


2025年12月10日水曜日

国会も会期末

2025年10月21日に召集された臨時国会も58日間を経て来週17日に会期末を迎える。連日、TVで国会中継を見る機会があるが、仕事中心の生活だった頃は空港のロビーのTVに映し出される中継を見ることが多かった。石破内閣から高市内閣に変わって国会の様子も少し違って見える。男性中心の閣僚だったころは答弁する大臣も官僚が書いた原稿をただ読んでいる印象だったが、閣僚の顔ぶれも一新され大臣の答弁もこれまでになく丁寧さを感じる。

自民党が少数与党になったことが野党の質問にも丁寧に対応するようになった大きな理由であろう。今後、様々な議案もスピードを以て処理されていくに違いないと感じる。失われた30年は日本経済の成長スピードが後退してきたからであろう。緊縮財政の連続でデフレ経済が長引いたように感じる。確かに90年代の日本経済は円高に悩まされ続けていた。円高を避けるために製造業が海外へ出ていくことになり国内の製造業は空洞化を招いた。

2000年代は金融緩和で経済の成長を目指したが、ゼロ金利政策でデフレ経済が長引いて未曽有の円安を招くことになった。円安はインバウンドを招いたが、輸入物価の上昇で現在のような物価高になってしまった。経済も株価も漸く持ち直し、企業も人材確保のために賃金を上げるようになった。少子高齢化により新興国との経済成長スピードは劣るが、ロボットとAI技術の活用で産業のDXをうまく進めれば日本にもチャンスが到来するとの見方である。 


2025年12月9日火曜日

ジェンダーギャップ

 今朝のニュースで、妻子ある男性がマッチングアプリで知り合った女性を独身だと偽り性交に及んで、後で家庭持ちであることが発覚して女性から男性が訴えられた事件について裁判所は人権侵害を認めたというのである。女性の人権を守るうえで当然の判決だと考える。先進国の中でも日本のジェンダーギャップは低い順位にあり、課題解決の前進になると思われる。

しかし、夫婦が離婚後に養育費の問題などで一方の配偶者にしわ寄せが存在するのが現実である。一方の配偶者だけが泣き寝入りしないためにも、法改正で配偶者の財産を差し押さえるなど、離婚後も子どもが成人するまで法的措置で養育費負担の義務を相手側に課すことが重要と思われる。子どもの権利を守ることは夫婦の責任であること離婚後も自覚しなくてはならない。

今回の裁判でも、男性はマッチングアプリで性交を目的に、自分に家庭があることを騙して相手の女性との行為に及んだ後に妻子がいることが相手に発覚して相手の女性に訴えられたとのことである。今回の裁判で女性に対する人権侵害が認められたことは当然の帰結だと考える。日本も随分進歩したが、フランスなどを参考にもっと女性の人権を保護する国を目指さなけれなければならない。


2025年12月8日月曜日

12月8日

1941年12月8日、日本の連合艦隊による真珠湾攻撃によって太平洋戦争が始まった。米国との戦争は国力で劣る日本が後に劣勢に立たされ、玉砕、特攻と国民が次々に絶望的な戦地に送りこまれた。今から84年前の出来事である。なぜ勝つ見込みのない戦争へ日本は突っ走ったのかと戦後生まれの我々は疑問に思うのだが、当時はマスメディアも国民の戦意高揚を煽っていたようである。

ロシアとウクライナの戦争も終わりが見えない状況だが、ロシアや中国のような大国で国連の常任理事国が一方的に他国を侵略したら国連も戦争を止めようがない。何のための常任理事国なのかと疑いたくなるが、それが今の国連の現状でもある。政治の世界では度々混乱が起きているが、民間人同士のスポーツの世界とは全くの裏腹である。

各国の自然災害も頻繁に起きるが、その延長戦上で国家間の紛争に繋がることはない。庶民レベルではどこの国も同じ心の持ちようであり、いつも国家間でいざこざを起こすのは政治の世界である。国民が支持するリーダーが悪いのか、選んだ国民に問題があるのかわからないが、思想信条を超えて国のリーダーが交流しようという姿勢が見当たらない。

2025年12月5日金曜日

映画

 今、今年最後とも言える満月を眺めています。2025年の12月も1週間が過ぎました。あと3週間足らずで今年も終わります。最後の映画鑑賞となるのか、先日封切られた山田洋次監督の映画「TOKYOタクシー」を観てきました。たまたま出会った個人タクシーの運転手との車の中でのやり取りを通して、運転手の現在と、主人公の過去の人生に遡っての物語が山田監督特有の家族を描写したものでした。

個人タクシーの運転手(木村拓哉)が主人公の高野すみれ(倍賞千恵子)を東京から葉山の高齢者施設まで送ることになって、東京の見納めにいくつか思い出の場所へ立ち寄りながら、現地へ向かっていきながら長距離運転を通してストーリーは展開していきました。結果的には主人公は心臓の病も抱えて余命いくばくもなかったのですが、運転手との人生のやり取りで過去を振り返りながら目的地(葉山)へ向かっていきました。

人には様々な人生があり、若い頃の経験をなかなか他人には打ち明けられないものですが、運転手との二人だけでの長い旅の中でふと人生の過去を振り返るという人間同士の心の対話を掘り下げたものです。クライマックスは身寄りのない主人公の高野すみれが財産を処分して、他人である運転手の家族に旅のお礼としてタクシー代を含めた1億円の遺産まで残して再会することもなく死んでいったのです。心の和む作品でした。



2025年12月4日木曜日

歴史に学ぶ

 今年はクマの出没で日本国民にとって大変な1年となりました。来年はドングリなどの木の実が豊作という予想もあるので今年ほどの出没ないと言われていますが、クマの出没の傾向は今後も続くことが予想されます。クマとの共生などしっかりした対策が必要となるでしょう。共生で気が付いたのですが、中国など隣国とのアジア地域における共生も大変重要となります。

クマも厳しい自然環境の中で生きていくのは大変なことです。自然環境を国内の政治・経済に置き換えてみると、国内の政治や経済に問題を抱えると対外的に負の影響を与えることがあり得ます。どこの国も国益優先で外交を行いますので、時には意見が対立して外交が閉ざされることもあり得ます。しかし、お互いに人間同士なので対話で解決していくしかありません。

今のところ民間レベルでの交流は続いていますので、政治の世界でうまく外交努力してほしものです。人間とクマは対話できないので仕方がありませんが、政治家同士は人間なので最後は対話の場を、大国に仲介してもらわなくてもお互いに協力して作ることが重要です。今後の行方次第では超党派でも行動すべきだと考えます。過去の歴史の失敗を繰り返さないことが大切です。