2024年11月20日水曜日

責任の所在

 ブラジルで開かれているG20サミットでは18日、首脳宣言が発表されました。議長国ブラジルは格差是正に向けた「超富裕層」への課税強化などを掲げたが、抵抗が強まり具体策はhとんど盛り込めなかったようです。また米国のトランプ氏が大統領選に勝利したことが宣言取りまとめの議論に少なからず影響したようです。日本の石破首相は国連の安保理改革を訴えるとともに、恐らく気候変動に取り組む確固たる決意を再確認するという項目に追記されたと思われます。

明確にちょっと聴き逃しましたが、ニュースでは石破首相の「各国は責任を果たす」という文言が宣言の中に盛り込まれたようです。多分、気候変動に対する各国の責任の在り方について日本政府の考えとして石破首相は言及されたものと想像します。米国のリーダーシップが求められる中でバイデン大統領の意向がどのように次期トランプ政権へ引き継がれるのかが不透明な中でのG20サミットの首脳宣言だったように考えます。

責任の所在はビジネスの現場でも大変重要です。会社組織が円滑に回るには組織内の部門責任者がどれだけ自らの職務に対して責任を認識して行動するかが要となります。成長する企業は部門ごとの責任者が十二分に認識して行動しているから全社員に反映して望ましい業績結果が出るのです。企業においては組織のチェック機関が大変重要です。弊社もブランド企業になったので此処で今一度襟を正したいと考える次第です。責任の所在について書きました。

2024年11月19日火曜日

詩人

詩人の谷川俊太郎さんが今月13日に老衰のため亡くなられたようです。実は谷川さんのことで長年気になっていることがありました。谷川さんは経歴では過去に3回離婚を経験されているようですが、その中に私が以前お話をしたことがある女性の存在が不明なのです。有名な方なので色んな人生経験を積み重ねていらっしゃるのでしょうが、今でも不思議な思いが私の脳裏に残っています。関係のないことなのですが触れさせていただきました。

 1975年頃の話ですが、品川区に在住していた頃に学生アルバイトでプールの監視員をしていました。そのプールで水泳教室を開いていた中年の女性の先生がいました。時々お話をする機会がありましたが、ご主人が詩人の谷川俊太郎さんだとお聞きしたことがあります。当時でも有名な詩人でしたのでその話を聞いたときに驚いたことがあります。その後、私もアルバイトを止めて都内から横浜市へ引越しましたのでその先生ともそれっきりです。

これまで何度もネットで検索して調べましたし、谷川俊太郎さんが亡くなったという訃報のニュースが流れましたので今回も再度検索しましたが、やはり私が知っている女性の方は見つかりませんでした。どうでもいいことですが、人物の経歴には不明な部分が存在するという事です。私も自伝の中で過去にお付き合いした女性について触れることは周囲の誤解を招きかねないから躊躇しました。

2024年11月18日月曜日

民意が正す

 地方に在住する者として昨日の兵庫県知事選挙の結果には注目していました。兵庫県庁やマスメディアから徹底して非難されていた様子しか我々の目には失職の最後まで映りませんでしたが、報道の在り方が日本国民全体に斎藤前知事への不信感が浸透するような偏りになっていなかったでしょうか。報道機関が右へ倣えで斎藤知事の姿勢に異を唱えていたのは事実です。

報道しか情報を得られない県外の民に報道機関がイメージを植え付けることは恐ろしい事でもあります。戦意を掻き立てる戦争時の報道が多くの国民の生命を奪ったのも先の戦争の反省でもあります。マスメディアの報道で判断するしかない我々の兵庫県政に対する印象が兵庫県民の民意と全く違っていたことが今回の選挙結果で判明しました。

米国大統領選挙でもトランプの勝利は米国民が判断した結果なのです。米国は世論が分断している国家なので政権も民主党と共和党が拮抗状態の中で政権交代を担っています。政治は民意が反映されなければなりません。報道は政治と密着していることもあり、偏る場合があり得るので信用し過ぎてはいけないという事だと思います。再選された斎藤知事に期待しています。


2024年11月15日金曜日

時を過ごす

昨日は久しぶりに千葉方面へゴルフに誘われて往復お連れの方の車に便乗しました。帰路にアクアラインで事故が発生して高速道路は大渋滞でした。運転手は少し眠そうだと話していましたが、私は失礼ながらウトウトして外の夕景色を見ていました。空には東京湾を千葉方面から迂回して次々に低空飛行で羽田空港へ下降していく飛行機のスピードに目が釘付けとなりました。

先週は九州の旅で東京・福岡間を飛行機で行き来したばかりでしたので、乗客の気分で羽田空港へ接近する飛行機がやけに気になりました。いつも巨大な飛行機の降り立つ様子を見ているととても神秘的に感じるのです。私は出身が九州なので首都圏からの移動に大抵は飛行機を使います。新幹線も快適ですが、九州となるとかつての寝台列車並みの長時間を感じるからです。

空飛ぶ車の将来構想などすぐには実現できそうにはありませんが、渋滞がない移動手段を飛行機や新幹線や客船以外で実現出来たらいいなと思います。車も近い将来にはデジタル情報端末に変わっていきますので、事故の無い安全な自動運転の時代が早く到来することを願っています。移動手段の中で時間を如何に使うかがこれからの時代だと考えます。

2024年11月14日木曜日

洞察力

 人間を理解するのは難しいです。少しだけ表面的に理解しているだけで本当の生き様を知らないからです。この程、私は自伝を出版しましたが、当初は家族に自分という人間をもっと理解してもらうために遺書として書き残すつもりで文章を仕上げてきました。妻ですら自分の生い立ちを深く理解しているわけではありませんし、子ども達ならば尚更のことです。

友人知人にも同じように知られていない自分自身があります。敢えて知ってもらう必要があるかというとその必要はないでしょう。しかし、出版社のセールストークに乗せられて書籍を世に出すことになりました。これまでの自分自身に対する誤解や勘違いは少し修正されるでしょう。それでどんなメリットがあるのかというと人間関係がよりスムーズになるくらいでしょう。

今日の社会は人と人との関係が希薄です。人が何を考えているのか理解できないことが多すぎます。つまり、話し言葉で発せられる人間性はほんの一部だけだからです。人を理解しようと思うならば、人との対話とともにその人が語る・書き伝える自伝が一番伝わるのではないでしょうか。作文を書く人も減っていますが、本を読む人も減っています。だから人間を理解するのは難しいのです。

悪意の第三者に騙されないためにも、少しでも自分自身の洞察力を身につけましょう!

2024年11月13日水曜日

日米の違い

 ここ10年以上、日米の株式市場を拝見してきました。当時NYダウが1万ドル前後でナスダック指数が4千前後だったように記憶しています。一方、日経平均は当時7千円くらいだったでしょうか。連日、値動きを何年も拝見してきましたが、米国株の強さと日本株の弱さを10年前から感じてきました。その状態は10年前も今も変わらないようです。日本は為替も徐々に円安で金利もマイナス、日本経済が如何にデフレを脱し切れていないかが理解できました。

バブル崩壊以来、日本の成長は低空飛行を続けてきましたので、デフレがなかなか収まらなかったようです。公定歩合もマイナスかゼロで不況期の金融機関の貸付も膨らむ一方でした。自然災害と不況のために中小零細企業の救済を目的とした無利子融資も膨らんでいきました。しかし、景気は一向に上昇しない状況が長く続きました。政府の描いた成長戦略も絵に描いた餅で、成長企業への人材も流動化せず日本は産業構造改革が果たせなかったのです。

一方、米国は産業構造の転換ができてテック企業が急成長し、金利も上がり、ドルも強くなったのです。残念ながら日本のバブル経済当時は不動産業と株高で潤った金融業だけが産業ランキングの上位を占めていました。当時、世界第2位の経済大国として長らく胡坐をかき、日本の産業政策が将来を見誤ったように感じます。その後、悉く海外勢に産業シェアを奪われたのも頷けます。円高不況による産業の空洞化を構造改革で乗り切ることができなかったのです。

2024年11月12日火曜日

次期米大統領に思う

次期米国大統領にトランプが決定しました。私はこの悲惨な戦争を終わらせるにはトランプのような駆け引きが上手い大統領でなければロシアとウクライナの戦争は終結しないし、さらに悲惨な状況になるだろうと先日ブログでも書きました。世界経済としては見通しがつかない事態も指摘されていますが、最優先すべきは戦争を終結させることがひいては世界経済的にも重要だと考えます。

長引く戦争でバイデン政権は完全にロシアのプーチンに舐められている気がするのです。ハリスになっても戦争継続の事態は変わらないと思いました。トランプ政権は経済面で強硬な姿勢が予想されますが、戦争の終結ならばトランプのリーダーシップに願いたいところです。長引く戦争に犠牲になっているのは一般国民です。どうも政治のリーダーが戦争に勝つことばかりを考えているように見えます。

戦争当事国の国民にとって戦争で勝利するかしないかは関係ないのです。国民はただ単に戦争が早く終わって平和が訪れてほしいだけのです。トランプ政権の到来は一方的な関税措置により、寧ろ日本や台湾にとって安全保障面で有利に働くかもしれません。政治は一歩先まで読めませんが、外交で互いに駆け引きして牽制し合うことで落としどころも見えてくるのです。今は強いリーダーの存在が必要なのだと考えます。