最近、SNSの普及で誹謗中傷が大問題となっています。民主主義国家では言論の自由が憲法で保障されていますが、言論の自由といっても発言する時と場所と目的(T・P・O)によって一定の限度があると考えます。しかし、現実には常識の範囲を超えて他人を誹謗中傷する人が存在します。言葉は言霊と言われ、良い言葉を口にすれば良いことが起き、悪い言葉を口にすれば悪いことが起きると考える人もいます。
つまり、一方的に発した言葉が相手の心や行動に与える影響も少なくないのです。他人が発した言葉に対して感じ方や受け止め方は人それぞれ違いますので、発言においては十分に相手に気を遣うことが必要なのです。相手の意見に自分の考えで反論することはある程度許されますが、他人のことで事実でないことを発言するのは名誉棄損として訴えられても仕方がありません。
自己主張は認められますが、相手を誹謗中傷することはSNSが普及する現代社会ではある程度規制されるべきだと考えます。宮城県知事選挙における選挙戦での対立候補に対しての極端な誹謗中傷に対して、河北新報社が独自で行ったファクトチェックには新聞社としての表現の自由として同意できる部分があります。 自由の中にも制限があることを知るべきです。

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