2017年10月23日月曜日

国家ビジョン

「巨竜・中国はどこへ向かうのか」NHKオンラインを拝見しました。
5年に一度の中国共産党大会が10月18日に開幕し、習近平国家主席による68ページに及ぶ政治報告が3時間半にわたり為されたようです。

ちょうど日本は衆議院総選挙の真っただ中で、各党の選挙演説が日本全国にわたり鳴り響いていました。その状況に、日本の将来は誰がどのように考えるのかを、誠に失礼ながら疑問視してしまいました。日本の政府にはどうも詳細な国家ビジョンというものが存在していないような気がいたします。

選挙もそうですが、有権者の関心を得るために甘い蜜のお題目ばかりが並べられます。平成のバブル崩壊後25年近く経ていますが、経済の成長率はこの数年プラスになったばかりです。隣国中国のGDPはその間に日本に並び、現在は日本の2倍以上のGDPとなっています。

おそらく向こう10年後には、中国のGDPは日本の3倍を超えるものと思われます。技術水準においても、日本は今年度を最後に徐々に中国と差が付くとも噂されています。今こそ、日本も将来に向けての国家ビジョンを考えるべき時ではないでしょうか。

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