2018年4月3日火曜日

在りし日

かつて弊社に人事系のプロがいました。彼は大手を退職後に弊社と兼務で二束のわらじを履いていましたが、何年後かに弊社との雇用契約をこちらの都合で終えました。その後、彼は独立独歩で事業を続けられていたのですが、その途上に癌を患い志半ばで帰らぬ人になったのです。ある面では物凄い能力の持ち主で、知人・友人関係も幅広く、本当に惜しい人でした。彼と知り合ったのは、私の親戚が大手企業の役員をしていた頃に部下として一度紹介されたのです。それ以来親しくなったのですが、その後、本人の意に添わず東京の本社から福岡へ転勤となりました。しかし、彼も両親の住む千葉へ帰って親孝行をしたかったのでしょうか、それから数年で退職したわけです。父親は先に癌で亡くしましたが、その後彼が父親と同種の癌で逝くとは信じられませんでした。4月になった今、ふと昔の事を思い出し、ちょっと彼のことについて筆をしたためました。近く墓参りもしたいと思います。

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