2020年6月19日金曜日

新型コロナ禍

かつて幼少の頃にツベルクリン検査で陰性だと抗体のワクチン接種がなされて、陽性で結核菌を保持することによって結核感染を防ぐ処方を受けていました。

新型コロナウイルスの感染拡大を長期的に阻止するためにスウェーデン政府が取った対策は、国民全体に新型コロナを感染させて抗体を持たせるというものです。

結果的には多くの死亡者を出しながら抗体を無理に持たせたことになります。

私自身はスウェーデン政府が施行したコロナ対策が、かつて我々が受けたツベルクリン検査にも似たような印象を持ちましたが、ワクチンが開発されていない中でスウェーデン政府が取った方針には未だ納得がいきません。

陰性だと陽性者からの感染の可能性がありますので、徹底的に陽性者を一定期間隔離して陰性者の感染を防ぐしか方法はありません。

日本はまだ海外に比べて感染者が少ないと言われていますが、実際はPCR検査等の数が少ないので国民全体が陰性か陽性かの判断は難しいと思われます。

欧米諸国の感染拡大は顕著でしたが、その後の新規発生者の数を減らす対応策を取ったに過ぎないので、又いつ感染が再び拡大するか誰にも先行きの予測は難しいものと思われます。

日本は海外と比較して感染しての死亡者数も少ないですが、感染拡大の山が諸外国と比べて低い水準で保てたのも国民の意識が深く関係していると言われています。

新型コロナ禍においても「喉元過ぎれば熱さ忘れる」事態にならないことを祈るばかりです。

1 件のコメント:

  1. いつも興味深かく拝読させて頂いております。
    新型コロナ、引続き油断大敵ですね。バンカーより。

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