2020年9月18日金曜日

思考力

日本にとってコロナ禍は江戸末期の黒船襲来ではないかと私は思います。この国はにっちもさっちも行かなり土壇場になって気が付くところは国民性なのかもしれません。産業競争力会議なるものが前政権内でも存在していたようですが、推進役のデジタル庁を設置して、産業のデジタル化を牽引する組織としての戦略は練られていたのだろうかと思うわけです。

幾ら現場の状況が分かっていても、一国のリーダーが旗を振らなければ物事は始まりません。その点、やはりエンジニア的思考のある人がリードしなければならないと考えます。ある方が話しているように、かつては理系と文系が役割を分担して戦後の産業を伸ばすことができました。

しかし時代は変わって、その役割は今や後発の新興国が担っています。日本が目指すべきは発想力を活かしてイノベーションを創出する方向だと思います。教育から変えて、世界に通用する人材の育成を考えなければなりません。

もっと若い頃から海外を見聞させたり、技術の先端地域に若き人材を派遣するなり、世界の潮流を理解させることだと思うのです。優秀な学生に、フルブライト奨学金のような制度を復活させて海外渡航をさせるのも良い方法だと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿